スマートフォン市場で目立つことは難しい。ZTEの場合、最近の主な戦略は価格だった。この前はついに、お値段99ドルのAndroidファブレットまで出した。でも、そんな値下げ合戦は、山の頂上を目指す競争というより、山から転がり落ちて誰がまっさきに谷底まで落ちるか、の競争になってしまう。
そこで、この中国のスマートフォンメーカーはこのたび、外部からお知恵をいただく、という戦法に出た。今日同社がローンチを発表したProject CSXは、コミュニティの協力を求め、モバイルデバイスのデザインをオンラインフォーラムのZ-Communityから“クラウドソーシング”する。これは、OnePlusのデバイスが熱心なファンのあいだでヒットした例と似ているが、ZTEの場合は対象をファンに限定しない。
フォーラムの上で同社は、今度発売する新しいモバイルデバイスに関するアイデアを求める。そしてアイデアの投稿があるたびに、製品コンセプトを更新していく。また、今後完成して発売した製品については、優れたフィードバックに賞金を提供し、来年のCESに招待する。CESの方は、賞金ではなく、まあ、賞品のようなものだ。ただし、こんなルールがある:
モバイル製品のアイデアであること。2017年までの技術で、実現可能であること。一般消費者にとって買いやすい値段の製品になること。
中国に住んでる人は、一般発売よりも前に製品を入手できる。