VRがトレンドになって来ているが、特に未来の従業員の体験をリデザインしようとしている企業の間で期待が高まっている。
VRの「スマートヘルメット」を手がけるスタートアップのDaqriは、デバイスのテストを続けながら同社の重要なリーダーシップを更に拡大させている。同社は、今日3人の役員を加える。Space Xで人材採用と人事を行っていたMike Lynchは、Daqriにヒューマンポテンシャルオフィサーとして参画。Qualcommの元プロダクトマネージメントリーダーであったRoy Ashokは、チーフプロダクトオフィサーとして加わる。そしてバージングループの元マーケティングリーダーであったPatrick Aloはチーフマーケティングオフィサーに任命される。
この直近の採用は、トップ人材を積極的に採用することでDaqriにより優れた柔軟性をもたらし、エンタープライズ業界内での同社のブランド認知を拡大させることだろう。
デバイスそのものは、産業労働者に「映像の上に合成された業務上の指示や、安全に関する情報、地図やその他」を提供するのに加えて、安全なヘルメットと安全メガネのセットという二役を務める。ヘルメットは既に、オートデスク、GE、トプコン、ハイパーループ、KSPスチールを含むいくつかの大企業でテストされている。
このロサンゼルスに拠点を置くスタートアップは、CES2016において企業特化の拡張現実ヘルメットのベールを脱ぎ注目を集めた。TechCrunchのSarah LaneがDaqriのチームと対談し、VRが仕事現場にもたらす未来やデバイスの使用場面の可能性について語った。
DaqriのCEOであり創業者のBrian Mullinsは、発表の中で、「Roy、Patrick、Mikeの3人はそれぞれのフィールドでエキスパートであり、世界で最も革新的な数々の会社からやってきた」と発言。「彼らは、私達がVRとホログラフィーにおいて大きな進歩を続けており産業界に革新的なインパクトを与えるであろうこのきわめて重要な時に参画している。私達はDaqriのスマートヘルメットで仕事現場を変えるというミッションに集中しており、それを成し遂げられるチームを持っている」
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(翻訳:Kana Shiina)