多くのデベロッパーが音楽をメインにしたSNSを提供しようと長年試みてきた(としてほとんどが失敗した)。
その中でDubSmashやMusical.lyといったアプリが他をリードしているが、新参のVertigoが割り込もうとしている。
Vertigoで面白いのは、楽曲を別の誰かとシェアできることだ。相手は友人のグループでも、もっと広くてもいい。つまり、自分とどこか別のところにいる家族が同じ曲を全く同じ時間に聞くことができる。
音楽の公演や配布にまつわる法的問題を避けるために、VertigoはユーザーのSpotifyプレミアムアカウントを使って、そのユーザーが元々聴く権利を持っている曲だけを再生する。
これが遠距離恋愛やフラッシュモブの練習に役立ちそうなことはわかるだろうが、ファウンダーのGreg Leekleyは、若きミレニアル世代やその後のZ世代の日常生活での利用に期待している。
「今の若い世代は、バーチャル生活で起きたことと、リアル世界で起きたことを区別しない」とLeekleyは言う。「尋ねたてみたところ、セレブが聴いている曲より友達が聞いている曲に興味がある、と彼らは答えた」。
Leekleyは、Snapchatの成功も若いユーザーがリアルタイムで同じ体験をしたがる同じような現象から来ていると語った。
一緒に音楽を聞く以外に、Vertigoではユーザーが楽曲にテキストやビデオ、写真等を重ね合わせることによって、さらに没頭的な体験を可能にしている。
現在Vertigoは、Spotify Premiumにプラットフォームとして登録しているが、近々他のプラットフォーム(Apple Music等)にも対応する考えだ。
Vertigoはこれまでに1000万ドル以上の資金を調達している。
アプリはここからダウンロードできる。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)