昨年5月、Yandex(ヤンデックス)はYandex.Stationをローンチした。この160ドル(約1万7000円)のスマートスピーカーは、いわゆるロシア版GoogleことYandexにとって、明らかに理にかなった一歩だった。そして今週発表されたYandex.Station Miniは、基本的にはEcho DotやGoogle Home Miniに対抗するものだ。
3990ルーブル(約6700円)という価格は、明らかにYandexのスマートアシスタントにより多くのユーザーを獲得することを狙ったものだ。同社のデータによると、Yandexの音声アシスタントであるAliceはすでに着実に成長し、アクティブな月間ユーザー数は4500万人にのぼる。とはいえ、AmazonとGoogleのローエンドのスマートスピーカーはすでにベストセラーとなっており、初めてのスマートスピーカーとして、あるいは2台以降として多くの部屋に導入されている。
スマートホーム製品のコントロールや音楽の再生など、Yandex.Station Miniには標準的な機能が搭載されている。またボイスコマンドにくわえてジェスチャーコントロール機能も用意されており、おそらくは近接センサーによりデバイスの上で手を振ることで、ボリュームを調節できる。
Yandex.Station Miniは今月末にロシアで発売される予定だ。
[原文へ]
(翻訳:塚本直樹 Twitter)