SNS集客とは?メリット・デメリットや特徴を紹介

集客 SNS

「企業が集客するとき、SNSの活用は必須なのだろうか......」

「仮にSNSで集客するとき、どのSNSを利用すべきかわからない」

と思うことはありませんか。

スマートフォンやインターネットの普及により、多くのSNSが生まれ浸透しています。集客のインパクトが大きくなっており、SNSでの集客を考えている企業担当の方も多いのではないでしょうか。しかし、SNSで集客をしたことがない場合は、そもそもSNSで集客すべきか悩む場面があるかと思います。

そこで今回は、

  • 企業がSNSで集客すべき5つの理由
  • 主な6つのSNSの特徴と集客方法
  • SNS集客する際の注意点やポイント

など、SNSでの集客についてご紹介します。

これからSNSでの集客を始めたい方や、すでにSNSの集客を始めて上手くいっていない方はぜひ参考にしてください。

企業がSNSで集客すべき5つの理由とは?

企業がSNSで集客すべき理由は、以下の5つあります。それぞれ詳しく解説します。

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【理由1】新規顧客の獲得につながりやすい

企業がSNSで集客すべき理由に、「新規顧客の獲得につながりやすい」といった点があります。

狙いたいターゲット層の中には、自社の商品・サービスを知らない人もいます。自社の商品・サービスを知らないため、そもそも検索して調べることもありません。何らかの方法で、情報を伝えるきっかけが必要となります。

このような場合、SNS活用を検討することをおすすめします。SNSで企業用のアカウントを作っていれば、新規顧客にフォローされることがあります。フォロワーが増えれば新商品・サービスの告知がしやすくなったり、口コミ効果などが期待できたりするかもしれません。

このように、SNSは新規顧客の獲得につながりやすいです。

【理由2】口コミにより自社商品・サービスへの信用度が上がる

次に紹介する理由は、「口コミにより自社商品・サービスへの信頼度が上がる」といった点です。商品・サービスの購入を検討するとき、口コミを参考にする人が増えています。

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引用元:三菱UFJリサーチ&コンサルティング「口コミサイト・インフルエンサーマーケティングの動向整理」

上記のデータによると、20代~40代の6割以上が「商品やサービスを検討するとき、口コミが当てはまる」と答えているようです。50代~60代はやや減っていますが、それでも全体の3割以上が口コミを見て当てはまると答えています。

では、口コミを増やすにはどうすればいいでしょうか。その一歩として重要なのが、SNSでの露出を増やすことです。言い換えれば、「SNSでの集客を強化すること」が重要となります。

自社の商品・サービスが魅力的で、かつSNSで話題に挙がっていれば「良い口コミ」が増えていくのではないでしょうか。そうなれば、商品・サービスに興味を持った新規ユーザーが、購入・お問い合わせをするサイクルにつながる可能性があります。

【理由3】無料で始められるため、施策を検討しやすい

3つ目に紹介する理由は、「無料で始められるため施策を検討しやすい」といった点です。

メディア運営の場合、少なからずサーバー代や諸費用がかかってしまいます。しかしSNSは基本無料で始められるため、非常に取り組みやすいといえるでしょう。

もちろん施策の検討などに工数はかかりますが、「社内の稟議を通して予算を確保する」といったことが不要なので、実施しやすいのではないでしょうか。うまく運用すれば、広告出稿しなくても集客は可能なため、取り組みやすいのは大きな利点になります。

【理由4】インフルエンサーを活用した集客施策を打ちやすい

インフルエンサーを活用した集客施策を打ちやすいといった点は、SNS活用のメリットです。

SNSには数万フォロワーなどを獲得した、いわゆる「インフルエンサー」といわれる方がいます。SNSを強化してインフルエンサーからリツイートされれば、多くの人の目に届いてフォロワーの獲得にもつながります。

また、インフルエンサーにPR依頼をすることも可能です。インフルエンサーのフォロワー属性が自社商品・サービスとマッチしている場合、新規顧客を獲得できる可能性が高まります。

【理由5】ファン化を生み、中長期的な売り上げアップにつながる

最後に紹介する理由は、「ファン化を生み、中長期的な売り上げアップにつながる」といった点です。

以下のようにユーザーとのコミュニケーションを大切にSNSを運用していると、投稿をきっかけにファンがつく可能性があります。

  • 新商品の投稿をリツイート、リプライしてくれたユーザーにいいね・コメントを返す
  • 商品の口コミをリサーチし、困っているユーザーにコメントをする

SNSをきっかけにユーザーがファン化すれば、新商品やお得な情報を拡散してくれる可能性が増えるでしょう。その結果、商品の購入・サービスの利用などの後押しとなり、中長期的な売り上げアップを実現につながる可能性があります。

主要なSNS6つの特徴や集客への効果を比較

ここからは、以下6つのSNSの特徴と集客につながる活用方法についてご紹介します。

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
  • YouTube
  • TikTok

なお年齢層については、総務省情報通信政策研究所の情報を参考としています。

参考:https://www.soumu.go.jp/main_content/000765135.pdf

Facebook

最初に紹介するSNSはFacebookです。Facebookの特徴は、以下の5つあります。

  • 日本では30代〜40代の利用率が高い
  • 基本的に実名でアカウント登録している
  • 世界で利用しているSNSの中で1番利用者が多い
  • Facebookページで企業情報を記載できる
  • 広告の出稿ができる

Facebookは実名登録が基本のため、いわゆるサクラと言われるような口コミも少なく信頼度が非常に高いです。

Twitter

次に紹介するSNSは、Twitterです。Twitterの特徴は、以下の5つあります。

  • 主に10代〜20代の利用率が高い
  • リツイート機能で情報の拡散を狙える
  • 匿名でアカウント登録ができる
  • 複数のアカウントを作成でき、用途に応じて使い分ける人も多い
  • 広告の出稿ができる

Twitterは140文字のテキストを投稿する手軽なSNSなため、ユーザーとのコミュニケーションを取りやすいのが特徴です。またリツイート機能があり、キャンペーンなどの施策を打つことで認知度やフォロワーを一気に増やす施策などを打てます。

Instagram

3つ目に紹介するのはInstagramです。Instagramの特徴は、次の5つあります。

  • 10代〜30代の利用率が高い
  • 写真や動画が中心のSNS
  • ライブ配信を行い、Instagram利用者とのやりとりができる
  • 匿名でアカウント登録ができる
  • 広告の出稿ができる

Instagramは若者の利用者が多く、投稿にハッシュタグを使う文化があります。また投稿する画像に統一感をもたせることで、ビジュアル的にブランディングも可能です。画像を見ただけで企業が連想できれば、認知拡大につながるのではないでしょうか。

LINE

次に紹介するSNSは、LINEです。LINEの特徴は、以下の5つあります。

  • 全世代で利用率が高いうえ利用者自体も多い
  • コミュニケーションのインフラ的存在になっている
  • スマートフォン1台につき1アカウントのみ登録できる
  • 自動チャットツールがある
  • 広告の出稿ができる

別の媒体から登録を促し、重要なコンテンツを紹介するなどを狙った集客がしやすいです。 また登録者を購入者へ育てるナーチャリングもしやすく、広告も出稿できます。ほかにもショップカードやクーポンなどを配信することも可能なので、小売業などとも相性がいいSNSです。

YouTube

5つ目に紹介するのはYouTubeです。YouTubeの特徴は以下の5つあります。

  • ほぼ全世代で利用率が高い
  • 動画配信がメインのSNS
  • 広告の出稿が可能で、動画やバナーなど出せる広告が多い
  • ライブ配信があり、利用者とリアルタイムでやり取りできる
  • 人気の高いYouTuberに商品やサービスのレビューなどを依頼できる

これまで紹介したSNSと違い、動画コンテンツがメインのSNSです。YouTube内で検索して動画を探すユーザーも多く、検索キーワードに合わせたコンテンツを作ることで狙いたいターゲットにリーチできます。

またYouTuberに商品やサービスのPR依頼、コラボ依頼も可能です。動画で紹介してもらえるため、具体的な利用イメージや感想が伝わりやすい傾向にあります。テキストだと理解するのにハードルが高い商品やサービスとの相性もいいです。

TikTok

最後に紹介するのは、TikTokです。TikTokの特徴は、以下の5つあります。

  • 主に10代の利用率が高い
  • 短い動画を主体としたSNS
  • おすすめの情報が自然に流れてくるため、新しい情報も認知されやすい
  • 動画の投稿だけでなく、ライブ配信もできる
  • 動画を主とした広告の出稿ができる

TikTokは主に若い世代で利用している人が多いです。手軽に動画を投稿できますが、視聴者を飽きさせない工夫や流行りの音源を把握した上での投稿が必要になります。

自社商品やサービスを直接紹介するよりも、「企業 × ネタ系」「企業 × 働きやすさ」など若者にも興味を持ってもらえるコンテンツを作ると拡散されやすい傾向にあります。

SNSで集客するときに注意すべき3つのこと

「SNSの運用を始めれば、必ずしも集客につながるの?」「企業がSNSで集客をするときに気を付けるべき点はないのかな.....」と思った方もいるのではないでしょうか。

次に、SNSで集客する時の注意すべきことを確認しておきましょう。一つずつ詳しく解説します。

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【注意点1】序盤は地道に検証していく必要がある

1つ目の注意点は、序盤に地道に検証していく必要があるということです。SNSでは投稿をしなければそもそも認知されないうえ、最初は拡散もされずフォロワーを増やしづらいのが現実です。

そのため序盤は特に、投稿の数を増やす必要があります。しかし数を打つにも、どんな方法がユーザーに刺さるか最初はわかりません。そのため地道に検証をしていく必要があります。

例えばTwitterの場合、投稿方法は以下のようにいろいろあります。

  • テキストのみで投稿する
  • 図解をセットで投稿する
  • テキストと記事のURLを投稿する
  • プロモーション動画とセットで投稿する

ユーザーにどのような伝え方が刺さるか、最初はわかりません。そのためなるべく同じ条件(同じ時間、同じ内容)で複数の投稿方法を試し、効果の検証が必要です。

【注意点2】成果がでるまでに時間がかかりやすい

SNSは、成果がでるまでに時間がかかりやすいという点に注意しておくことが必要です。

SNSで集客を行うときは、中長期的に運用していくものだと認識しておきましょう。また継続していくことが肝心なので、中長期的な継続ができるかのコストも考えて始める必要があります。

【注意点3】投稿内容によっては、炎上のリスクがある

投稿内容によっては、炎上のリスクがあるというのは、SNSで注意しておきたい点です。

SNSは、良くも悪くもバズを引き起こして認知拡大されやすい媒体です。投稿した内容にミスがあったり、伝え方が断定的だったりすると炎上してしまうこともあります。

炎上してしまうと企業全体のイメージ低下にもつながりかねないので、投稿内容は慎重に扱いましょう。

SNS集客のポイント・コツを4つ紹介

ここまでそれぞれのSNSの特徴や注意点を紹介しました。最後に、SNSでの運用を始めるにあたってポイントやコツを紹介します。

SNS集客のポイントやコツは、主に以下の4つです。それぞれ詳しく解説します。

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【コツ1】SNSの利用目的を明確にする

まずは、SNSの利用目的を明確にしておきましょう。SNSは無料で始められるとはいえ、成果を出すまでには地道に検証をし続ける必要があります。そのため目的や目標がないと、長期間運用をし続けるのは困難となってしまいます。また、投稿内容も目的が決まっていないと、ブレてしまいます。

ユーザーにSNSを通してどんなことを伝えたいのか、SNSを活用してどういった目的を実現したいのか、SNSで集客する目的を明確にすることが重要です。

【コツ2】ペルソナを設定する

次に紹介するコツは、ペルソナを設定します。SNSごとに利用しているユーザー層や強みが異なります。そのため適切なユーザーを集めるには、どんなユーザーを集めるべきかを決める「ペルソナの設定」が必要です。

そのうえでペルソナがよく利用するSNSを選定し、ペルソナに刺さる投稿の検証を積み重ねていく必要があります。ペルソナが利用するSNSが分からない場合は、同じ内容のコンテンツを各SNSで投稿してみるのも1つの手です。

ペルソナ設定の方法は、下記の資料にてまとめています。これからSNSでの集客を実現したい方は、以下ダウンロードの上ご一読ください。

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【コツ3】フォロワーの質を重視する

3つ目のコツは、フォロワーの質を重視することです。SNSで集客をする場合、ただ単にフォロワーを増やすことに注力してしまうと失敗する可能性があります。

「集客の数を増やすなら、フォロワーを増やすのは前提なのでは?」と思った方もいるかもしれません。確かに、ある程度の認知を獲得する上でフォロワー数は重要です。しかしフォロワーを増やすだけでは、自社の商品・サービスに興味のない人まで集まってしまいます。

例えば、自社の商品にまったく関係のない内容(飼っている猫の面白投稿など)でバズったとします。バズるとこれまで認知していなかったユーザーにも情報は届きますが、「面白い猫を飼っている」程度にしか情報は届きません。当然、自社商品・サービスに興味を持つ方も少ないです。

しかし自社の商品・サービスに興味のあるフォロワーを、100人獲得した場合はどうでしょうか。新商品・新サービスの紹介を見れば、少なからず購入やお問い合わせなどにつながる可能性があります。

このようにターゲットにあったフォロワーを増やすことで、フォロワーがリピーターになり長期的な収益アップにもつなげられます。

【コツ4】専任の担当者を配置する

SNS運用では、専任の担当者を配置することです。担当者が決まっていれば、投稿内容がブレる可能性が減ります。一貫したテイストで情報発信できるように、担当者を決めておきましょう。

SNSでの集客を検討しよう

SNSは新規顧客の獲得につながりやすく、中長期的な売り上げアップも実現しやすい施策です。しかし、ただ運用するだけでは効果が上がらない可能性もあります。しっかりと目的から整理して、SNS運用の体勢を構築するようにしてください。

効果を上げるうえで特に重要なのは、ペルソナ設計です。ペルソナ設計をしてからSNSを運用することで、自社商品・サービスに興味のあるユーザーが集まりやすくなります。

具体的なペルソナ設計の方法については、以下の資料をダウンロードの上ご活用ください。

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