アプリ利用情報の次世代プラットフォームの提供を目指すApptopiaが270万ドルを調達

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当初アプリケーションのためのマーケットプレイスとして生まれ、現在はGoogle、Facebook、Pinterest、NBCU、その他から利用されているアプリ利用情報(アプリインテリジェンス)プロバイダーのApptopiaが、270万ドルの第2シードラウンドをクローズした。今回のラウンドは Ashton KutcherとGuy OsearyのSound Venturesによって主導され、Apptopiaがこれまでに調達した資金は500万ドルに達した。

ラウンドに参加した他の投資家には、以前にも投資したMark Cubanだけでなく、500 Startups、RTA Ventures、Full Tilt Capital、Telegraph Hill Capital、Expansion VC、その他が含まれる。

アプリむけマーケットプレイスからは十分なお金を得ることができないことが分かってから、どのように何年もかけてビジネスを変容させて来たかを思うと、Apptopiaの歴史は興味深い。

同社は、マーケットプレイスとして収集してきた基礎データを、アプリ利用情報データに焦点を当てる会社に生まれ変わるために利用した。

ここは既に多くの競合会社が存在する – 例えばApp Annie、Sensor Tower、 SimilarWeb、appFigures、Mixpanelなどの企業だ – それらはモバイルアプリの分析と利用情報の様々な側面に焦点を当てている。

しかし、ApptopiaのCEOであるEliran Sapirが説明するところによれば、App Annieのような大きな企業は、金融機関やヘッジファンドへのセールスでビジネスを行っているが、Apptopiaは異なる視点でビジネスを行っている – アプリ開発者や発売元に注力しようと考えているのだ。このことにより、多くの企業をその有償サービスに引きつけることに成功した、例えばGoogle、Pinterest、Facebook、NBC Universal、Philips、Deloitte、Telerik、Fyber、Airpush、Chartboost、Startapp、SendGridなどが含まれる。

Sapirはサピアは、このエリアではまだ弱者であることを認めているが、同社はマーケットプレイスが失敗して、それほど昔でもない時期にもう少しで売却しかけたときから、いまや急速に回復成長しつつある。

ある買収者がApptopiaに当初2700万ドルでの売却をもちかけてきた、しかしまさに契約当日に、その金額はわずか1200万ドルに減額されてしまった。同社は申し出を拒否し、アプリ利用情報を提供することによって生き残る道を見つけることを決定した。個人ローン、投資家からの追加の現金、そしてサービスがまだ立ち上がっていない段階での1つの大きな販売前契約が、同社の明かりを灯し続けた。

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現在Apptopiaは、アプリデータとストアの統計情報だけでなく、詳細な利用情報を提供している、例えば日次や月次のアクティブユーザー数、セッション数、セッション時間、継続率など。また、アプリがどのように構築されているかの洞察も提供し、アプリメーカーがどのようなSDKを利用しているかを知ることができる機能の初期版をとりこみつつある。そして、それはアプリ内広告に関するデータの提供も行うことができる。たとえばアプリがどこに広告を出しているのか、どのくらい広告費が使われているのか、どのくらい広告から収入を得ているのか、そしてどのような広告SDKを利用しているのかなどの情報だ。

Apptopiaが2015年6月にアプリ利用情報に方向転換をしたとき、同社には収入がなかった。

「60日以内に、わたしたちは3万ドルのMRR (月次経常収益)を挙げました。それが120日で7万MRRに。そして現在はそれが4倍になっています…大変な道のりでしたよ」とSapirは述べている。

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彼は、Ashton KutcherとGuy OsearyのSound Venturesがこのエリアのリサーチに興味を持ち、幾つかの競合製品と契約をしたのだと語った。 彼らは、様々な企業からのデータを、自らのポートフォリオ企業から抽出されたデータと比較し、Apptopiaのものが最も正確であることを見出した。そののち、彼らは投資を行った。

Apptopiaの料金プランは、より小さな開発者向けの月額79ドルから始まり、広告やAPIアクセスの洞察を必要とする企業の向けに、月額5000ドルを超えるプランまでが用意されている。サービスは現在、2ダース以上のVC企業によっても利用されている。

ボストンに本社を置くApptopiaは、追加資金により、特にセールスとマーケティングに向けて、その43人のチームを倍増する計画である。

製品の次期バージョンでは、そのデータをアクションにつなげやすくすることに焦点を当てる予定だ。

「業界はまだ揺籃期にあって、私たちも競合他社も、次の世代には移行していません」とSapir。「私たちの焦点は、データを並べてアクセスできるようにするだけではなく、人びとが意思決定を行う助けになるようにすることです」。

1月にはApptopiaは、そのプラットフォームのバージョン2をロールアウトする予定だ。それはこれまでの知見に基づいた最適化ツールを含み、それによって手元のデータを用いながら、次にどのようなアクションをとるべきかを決定するスピードを上げる手助けができる。

「私たちは、こうした意思決定を、何時間も何日もの時間をかけるのではなくすぐに行えるようなツールを開発しました」と彼は言った。

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(翻訳:Sako)

Facebookがアプリ開発者のためのターゲット選別型プッシュ通知機能を提供

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今ではユーザーにアプリをダウンロードさせるだけでは十分とは言えない、彼らが頻繁にアプリに戻ってくるようにしなければならない。さもなくばあっというまにアプリは捨てられて忘れ去られてしまうだろう。こうした前線に立つ開発者にアプローチするために、本日Facebookはカスタマイズ可能なプッシュキャンペーン作成のためのツールを公開した、これにより開発者は特定の利用者に向けて、そのアプリに関する絞り込んだ通知を送ることができるようになる。

このツールは、現在は80万人のアプリ開発者によって使われているFacebookのAnalytics for Appsモバイル解析ソリューションの一部である。

同社は、昨年のFacebook F8開発者会議で、初めてAnalytics for Appsを発表したが、今年のイベントでは、Facebookは、企業側がユーザーをアプリ利用時の行動に基いてターゲットとして選択しやすくするための、カスタマイズ可能なプッシュキャンペーンツールを、無償のクローズドベータとして発表した。

その際Facebookは、10000社以上の企業の興味を惹き付けたこと、そしてゆっくりとその機能を広げている最中であるということを語った。そして約1ヶ月前、同社はプッシュキャンペーンをオープンベータとしてローンチした

Target社は、アーリーアダプターの1つで、プッシュキャンペーンを使って顧客にそのCartwheelアプリに関するお得情報を届けている。

App Analyticsサービス全体としてはもちろん、プッシュキャンペーン以上のことを行う。そこでは、どれほどのコンバージョンレートを達成しているのか、利用者に使われているのかを、開発者やマーケティング担当者が追跡することのできるダッシュボードも提供されている。

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オンラインツールを使用すると、開発者はユーザーの特定の属性、例えば年齢、性別、及び国のようなものを知ることができるだけでなく、ユーザーがどのようなプラットフォームにどのバージョンのアプリをインストールしているかを知ることもできる。そしてこの春ロールアウトしたアップデートによって、開発者は他の詳細も知ることができる。たとえば「いいね!」の数や興味、教育レベル、仕事の肩書、その他のものだ。

Analytics for Appsは、利用者がセールスプロセスにどれ位沿っているかも教えてくれる ‐ 例えば、どのくらいの頻度でアプリを使うのかに加えて、そもそもアプリを使っているのか、または購入を行っているのかなどの情報だ。

このデータを使用して、アプリメーカーは似通ったユーザーに対してFacebook広告を出すことと同様に、利用増を目指してカスタマイズされたプッシュ通知を特定のユーザーセグメントに対して作成することができる。

プッシュキャンペーンのベータテスト期間中、Facebookはそれがキャンペーンをより速く、スケーラブルで、信頼性の高いものにしたと語った。ツールのベータテストは終わったので、今は開発者なら誰でもこのオプションを使うことができる。

このローンチに伴い、ターゲットユーザー選択セクションも、ワークフローの流れに沿ってリデザインされたので、より素早く利用することが可能になった。

初期のテストの結果、Facebookはユーザーがプッシュ通知を受け取るようにしていれば、アプリを使い続ける率が180パーセント高くなると主張している。

もちろん、現在多くのユーザーは、アプリのプッシュ通知を無効にしている。これがFacebookがプッシュキャンペーンツールの1部として、アプリ内通知を用意した理由である。

これにより開発者は、ブランドからのリッチなメディアカードを、写真、絵文字、ボタンそしてGIFなどを添えてユーザーに送ることができる。そこでは、例えば、期間限定オファーや、ショッピングカートの中に残ったアイテムに関するリマインドを行うことができる。

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プッシュキャンペーンを作成する機能は、iOSならびにAndroidSDKを介して利用可能である。

Analytics for Appsユーザー向けに、図版を最新に更新した。

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(翻訳:Sako)