ノルウェーのオスロで生まれた企業研修のスタートアップのAttensiは、ニューヨークのLugard Road Capital、DX Ventures(Delivery Heroが支援するVCファンド)、そして既存の株主であるViking Ventureから2600万ドル(約28億円)を調達した。今回調達した資金は、北米および欧州での事業拡大に充てられる。
Attensiは企業研修に「ゲーム化されたアプローチ」を採用しており、従業員を職場や業務プロセスの3Dシミュレーションに参加させる。競合他社にはGoSkills、Mindflash SAP Litmos Skilljarなどがある。
パンデミックですべてのオフィスワークがリモートに移行する中、このようなデジタルトレーニングプラットフォームにはメリットがある。
今回の資金調達は、米国のベンチャーキャピタルが欧州の新興企業を「狩り」にいき、現地のベンチャーキャピタルに圧力をかけていることを示す最近の例でもある。
Attensiの共同創業者であり、共同CEOでもあるTrond Aas(トロンド・エース)氏は「ゲーム化されたシミュレーショントレーニングにより、私たちは職場心理学の長所と、シミュレーションとゲーム化の専門知識を組み合わせて、新しいカテゴリーのトレーニングソリューションを生み出しました」と述べている。
Attensiは年間経常収益で63%の年平均成長率(CAGR)を達成したとしている。同社のクライアントにはDaimler Mercedes Benz、Circle K、Equinor、BCG、ASDAなどがある。
Lugard Road CapitalのパートナーであるDoug Friedman(ダグ・フリードマン)氏は次のように述べている。「Attensiのソリューションを通じて、企業の学習と開発を永遠に変え、改善させようとしているAttensiのチームに投資できることを、これ以上ないほどうれしく思います」。
カテゴリー:HRテック
タグ:Attensi、企業研修、ノルウェー、資金調達
画像クレジット:attensi
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(文:Mike Butcher、翻訳:塚本直樹 / Twitter)