モノグサの学習プラットフォーム「Monoxer」が小テスト比較分析機能公開、一夜漬けか日々の学習の成果かを判断可能に

モノグサは2月4日、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer」(モノグサ。Android版iOS版)において、「小テスト比較分析」機能をリリースしたと発表した。小テスト機能で実施したテストの結果と学習履歴・記憶度を比較分析し、データに基づいた学習プロセスの評価を可能にするもの。

Monoxerの小テスト機能は、児童生徒が学んだ内容をMonoxer上で小テストにし、AIが自動採点する機能。配点や制限時間、難易度まで設定が可能なうえすべてデジタル上で行えるため、教員・指導者による紙のテストの配布・回収・集計といった手間を削減できる。また手書き入力機能から音声認識機能まで備えていることから、教員は様々な形式のテストを作成可能だ。

新たに搭載した小テスト比較分析は、この小テスト機能の結果とMonoxer上での学習において蓄積された学習履歴・記憶度を比較する機能。記憶度、学習計画の達成率、学習計画の合計日数といった様々な学習データと小テストの結果を比較し、テスト結果と学習プロセスの相関を可視化できるという。これにより教員は、児童生徒の傾向や学習した問題の妥当性を定量的に評価できるようになる。

モノグサによると、この学習履歴や記憶度と小テストの結果を比較することで、一夜漬けなのか日々の学習の成果なのかを判断でき、長期目標に対しての正しい進捗を把握できるという。さらに、学習履歴とテスト結果を紐付けると、児童生徒や保護者と結果だけでなくプロセスの共有も行えるそうだ。これにより、先生、保護者、児童生徒の三者間でより強固な関係性を築けると考えているとのこと。

2016年8月設立のモノグサは「記憶を日常に。」をミッションとして掲げ、人々の知的活動の根幹を担う記憶領域でイノベーションを起こすべく、事業を推進。

Monoxerでは、先生が生徒に覚えてほしい内容を登録するだけで、その内容を定着するために必要な問題が自動で作成される。児童生徒は、作成された問題をスマホやタブレットのアプリで学習し、その中で個別の習熟度・忘却度に応じリアルタイムで問題の出題頻度や難易度の調整を行うため、それぞれのレベルにあった学習を実現できるという。

また、遠隔でも児童生徒の学習状況・定着度がわかるため、通学・通塾が困難な状況でも、きめ細やかな指導を行える。

 

生徒の習熟度に合わせ難易度をリアルタイム調整するAI学習システム「Monoxer」をクラーク記念国際高等学校が正式採択

モノグサは6月22日、広域通信制高校のクラーク記念国際高等学校オンライン通学型コース「CLARK SMART」において、学習プラットフォーム「Monoxer」が導入されることになったと発表した。

Monoxerは、先生が覚えて欲しい内容を登録するだけで、その内容を定着するために必要な問題を自動作成するという学習プラットフォーム。生徒がスマホやタブレットのアプリを使い学習する中で、習熟度・忘却度に応じリアルタイムで問題の出題頻度・難易度の調整を行うため、生徒それぞれのレベルにあった学習を実現できる。またこれにより生徒の学習状況・定着度が分かるため、通学・通塾が困難な状況でも、きめ細やかな遠隔指導を行えるという。

またMonoxerの学習計画機能では、学習範囲と学習期間を決めると、日時の学習量と内容が自動で設定される。学習計画に従って学習を進めれば、最終日には学習範囲すべてを記憶している状態を実現できるようになっており、定期テストや検定対策に向けてコンスタントに学習を進められるとしている。

モノグサによると、生徒本人に勉強の意思があっても、勉強をスタートする準備や方法の面倒さが原因で勉強に取り組めないという例が一定数あるという。例えばクラーク記念国際高等学校の場合、英単語の暗記について生徒本人も重要という認識はあるものの、「英単語帳を開いてもどこを見たらよいか考えなければならないし、自分が何を憶えているか、憶えられていないかもわからず、どうしても学習がすすまない」と話している例があったそうだ。

そこで、試験導入においてMonoxerで英単語を覚える方法を試したところ、生徒にとって前述のような面倒さがなくなったとしている。50点満点の英単語テストにおいて、学習者全体の平均点が24.9点上昇する結果となり、学習プロセスと成果の再現性から資格試験の取得や進学へのステップにつなげた生徒もいたそうだ。

クラーク記念国際高等学校では、まず英語からMonoxerを導入し、徐々に他科目での活用範囲を広げていく予定。英語学習については、希望進路に応じた学習に加えて、英検対策でも活用する。また、中学までの基礎知識を定着させる「学び直し」も並行して開始することで、多様な学習環境、進路方針を持つ生徒全員の個々の現況の学力にあった個別最適な取り組みも行うとしている。

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タグ:語学学習(用語)モノグサ(企業)Monoxer(製品・サービス)日本(国・地域)

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5月24日、生徒の習熟度に合わせて学習内容をリアルタイムで調整するAI学習プラットフォームMonoxer(モノグサ)の開発提供を行うモノグサは、同プラットフォームをウェイズリンクスが運営する中国語教室wayChinese(ウェイチャイニーズ)に6月より本格導入すると発表した。

Monoxerでは、先生が教えたい内容を登録するだけで、定着度を高めるための問題が自動作成される。生徒がアプリでその問題に取り組む間、各自の習熟度や忘却度に応じてリアルタイムで問題の出題頻度や難易度が調整されるため、ひとりひとりのレベルに合った学習が行える。同時に、語学学習では見えにくいとされている習熟度が可視化されるので、リモートでもきめ細かい指導が可能。

wayChineseは、使える中国語習得をモットーに、「最適な中国語学習方法をデザインする伴走型中国語教室」として、中国語「を」学ぶのではなく、中国語「で」学ぶ方針を掲げている。同校では、総合トレーニングコースですでにMonoxerを採用しており、「レッスンをただこなすだけの教室と違い、しっかりと定着させるためのサポートとしてプロ講師とAIのハイブリッド教育システムを備えた、全国初の中国語教室」を標榜している。

具体的には、授業後の復習にMonoxerを活用し、「画像と適切な会話表現を一致させる問題や中国語のディクテーション形式の問題」を出して学習内容の定着度を高めると同時に、講師は各生徒の学習度合いや弱点を把握して授業に反映させている。生徒からは「以前よりも中国語が定着しやすくなった」と評判だという。また、Monoxerを導入してから20代を中心に新規の問い合わせが増えたとのこと。

6月からは、総合トレーニング以外のコースへも順次導入を進めてゆく。

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