このソフトウェアによるフェイルセーフシステムがあれば、クワッドコプターは墜落しない

クワッドコプターを飛ばしたことのある人なら、プロペラが1つ止まったりおかしくなったら何が起こるか知っているだろう。機体が暴れだして墜落する。しかし、ETH ZurichのMark W. Mueller、Simon Berger、Raffaello D’Andreaの3名が作った新システムを使えば、モーターが故障してもクワッドコプターは自動的に体制を修正し、人間の操作によって無事着陸させることができる。

モーターやプロペラが機能しなくなると、フェイルセーフ・ルーチンがドローンをできるだけ水平に保つ。アームのLEDがユーザーに「仮想ヨー角」を示し、飛行物体の操作を可能にする。しかし、いずれは磁力計を付けて自動的に修正できるようにするつもりだとチームは言っている。

このフェイルセーフ・コントローラーは、標準的クワッドコプターが装備しているハードウェアのみを使用するため、既存システムのアルゴリズムをアップデートするたけで実装できる。従来、マルチコプターがプロペラやモーターの不具合に対処するには、冗長性を持たせるしか方法がなかった(ヘキサコプター、オクトコプター等)。しかし、この冗長性は機体重量の増加を招き、有効なな積載量を減少させる欠点がある。本技術を利用することによって、モーター/プロペラが故障した際も優雅に復旧することが可能になり、安全最重視の場面で(より効率的な)クワッドコプターを使える。

このシステムは、複数のモーターが壊れて場合でさえ機体を正すことができる。しかし、最も重要なポイントは、このシステムがソフトウェアで実現されていることだ ― ハードウェアの変更は一切不要。これは、あなたのクワッドコプターを自動復元、自動飛行のスーパーマシンに変えるには、ファームウェアを更新するだけでよいことを意味している。
via Spectrum

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook