ウェブ接客のKARTEが新機能、来訪者とのチャットやLINEを一元管理可能に

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プレイドが提供するウェブ接客プラットフォーム「KARTE(カルテ)」。サービス開始から1年が過ぎ、その利用実態に関するインフォグラフィックスも発表したばかりだが、大型の機能追加を実施した。同社は3月17日、KARTE上で新機能「KARTE TALK」の提供を開始した。エンタープライズプラン(上位プランだ)導入企業からオプション(月額固定費+メッセージ回数による従量課金)として段階的に提供するとしている。

KARTEは「ウェブ接客プラットフォーム」とうたうように、導入サイトの来訪者をリアルタイムに解析。その属性に合わせてクーポンを発行したり、ポップアップメッセージを表示したりするという“接客”を実現するプラットフォームだ。

前述のインフォグラフィックスによると、2016年2月末の時点の導入企業数は845社。これまでに解析した累計ユニークユーザー数は4億UU、月間の接客回数は2000万回、計測した解析売り上げ金額は150億円という規模に成長したという。ファッションやバッグのECを中心に広い分野で導入が進む。「接客効果はCVR(コンバージョン率)で30〜40%向上し、ROI(費用対効果)で2000〜3000%くらいになるケースもある」(プレイド代表取締役社⻑の倉橋健太氏)

KARTEのインフォグラフィックス(一部抜粋)

KARTEのインフォグラフィックス(一部抜粋)

プレイド代表取締役社⻑の倉橋健太氏

プレイド代表取締役社⻑の倉橋健太氏

そんなKARTEに追加されたKARTE TALKは、リアルタイムなコミュニケーション機能だ。前述のとおり、これまでポップアップメッセージのみだったコミュニケーション機能を拡充。LINE(2015年5月よりCLINE by KARTEとして提供)、ウェブサイト上のチャット、SMS、メール、Facebook通知、ブラウザ通知、スマホ通知をKARTE上でコントロールできるようになるというもの。

それぞれの機能はプラグイン形式で提供され、KARTE導入企業は自社のニーズに合わせて機能を組み合わせて利用できる。管理画面のタイムラインは導入プラグインを一元管理できるため、ツールを問わずにリアルタイムな接客が可能になる。

「KARTE TALKはKARTEのリリース前から想定していた機能群の1つ。コミュニケーションは分散しつつある。そんなコミュニケーションを単品で考えるのではなく、一元的に管理すべきだと考えた」と倉橋氏は語る。また「導入企業のニーズも拾えてきたので、2016年には機能面のリリースを積極的に進めたい」としている。

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TechCrunch Japan

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