Twitterが先ほど、“コメント付きリツイート”機能を公式にローンチした。それは昨年の夏からテストしていた機能だ。
“コメント付きリツイート”ではユーザが自分のツイートにツイートを埋め込み、全体が140文字を超えてもよい。この機能はWebとiPhoneアプリで使えるが、Androidももうすぐサポートされる。
Say more with revamped quote Tweet! Rolling out on iPhone and web, coming soon to Android. https://t.co/Bcl3E859ne pic.twitter.com/fioAPPi0nW
— Twitter (@twitter) April 6, 2015
以前はURLをペーストしてツイートを引用できたが、“コメント付きリツイート”はボタンを押すだけでできる。Twitterのユーザは大歓迎しているが、中には皮肉な感想もある。ツイートの中に“コメント付きリツイート”の全体を埋め込むことはできないから、私はこの記事を書くとき、ちょっと困ってしまった。まあ、部分的に埋め込んだツイートをクリックすれば、その全体を見られるけど。
Please retweet this to spread awareness for retweets. https://t.co/aPKETaWm1I
— Eli Langer (@EliLanger) April 7, 2015
— Roberto Baldwin (@strngwys) April 7, 2015
— mat (@mat) April 7, 2015
本誌TechCrunchの同僚ライターSarah Perezが昨年指摘していたが、この機能は真面目な目的に奉仕する。まず第一に、ツイートにコメントするとき元のツイートをそのまま生かせるから、文脈や意味が損なわれない。
メッセージが簡潔であることがTwitterの魅力だったが、最近では影響力のあるユーザの多くがいろんなやり方で文字数制限をかいくぐり、Twitterをブログみたいに自分のメインの公開コミュニケーションの手段として使い始めた。だから“ツイート嵐”(tweetstorms)”なんかもはびこって、古くからのTwitterユーザのひんしゅくを買ったが、一向に衰える気配はない。
文字数制限かいくぐり手段の一つとして、引用したいツイートをスクリーンショットの画像で載せる、というのがある。それをヒントにしてOneShotなんてアプリも作られた。それはTwitterのプロダクト担当VPだったJason Goldmanが作ったアプリだ。
Twitterの文字数制限に対するハッキングは、もっと前からある。たとえばTwitLongerやJumboTweetを使えば、長広舌も可能だった。今回の“コメント付きツイート”によって、やっと、‘長いツイート’が公認されたのだ。
ただしこの機能は一段だけだから(‘コメント付きリツイートにさらにコメントをつけたリツイート’などは不可能)、retweetceptionのようなことはできない。
Testing retweetception https://t.co/039BlDSS85
— Catherine Shu (@CatherineShu) April 7, 2015