スマートスピーカー「Google Home」「Google Home Mini」が日本にやってきた——明日10月6日より発売

すでに米国TechCrunchでも報じられているようにGoogleは米国時間10月4日、ハードウェアに関するイベントを開催。スマートスピーカー「Google Home」の小型版でAmazonのスマートスピーカー「Amazon Echo Dot」対抗製品とも言われる「Google Home Mini」などを発表している。

すでに日本でも発売準備中のようで、Googleの運営する「Google Store」上では、Google Home、Google Home Miniについて、発売案内のウェイティングリストへの登録が可能になっていたが、日本時間の10月5日、日本法人であるグーグル合同会社が新製品発表会を開催。日本での販売について、その詳細を明らかにした。

発表によると、Googleは10月6日より、Google HomeおよびGoogle Home Miniを日本で販売する。Google Homeは価格が1万4000円(税抜)、発売開始は10月6日10時から。Google Home Miniは価格が6000円、発売開始は23日から(購入予約は10月6日から)いずれもGoogle Storeのほか、auショップ、ビックカメラ、ヤマダ電機、楽天の店舗やサイトで販売する。TSUTAYAでのレンタルも開始するという。

TechCrunchでは米国で先行して提供されている実機についても紹介しているが、改めてご紹介するとGoogle Homeは会話型AIの「Googleアシスタント」を搭載。「OK Google」と話し、自然に会話するようにさまざまな情報を検索したり、サービスの操作が可能だ。例えば朝のニュース、職場への交通情報、許可したGoogleカレンダーのスケジュール確認、音楽再生などができる。Googleが提供するサービスだけではなく、連携する外部サービスや対応するテレビ、ライトといったスマート家電などのデバイスについても音声で操作することも可能だ。

すでにコンテンツとしてはSpotifyやNetflix、ラジコ(提供予定)、NHKラジオニュース、ラジオNIKKEIなど、スマートホームではau Home、大和ハウス、フィリップスHueなどと連携することが発表されている。そのほか、「Actoions on Google」と呼ぶ外部サービス連携機能を予定しており、Ameba、食べログ、楽天レシピなどのサービスが対応予定だという。またVoice Match機能を搭載し、最大で6人までの音声を認識。パーソナライズしてそれぞれの予定を確認する、といったことも可能だ。

本体スペック、パートナーリスト一覧

Google HomeおよびGoogle Home Miniのスペック、パートナーリストは以下の通り。

Google Home

  • サイズ : 直径 96.4mm、高さ 142.8mm
  • 電源ケーブル : 1.8m
  • 重量 : デバイス 477g / 電源アダプター 130g
  • 色 : 本体 ホワイト / ベース スレートファブリック
  • 対応オーディオ形式 : HE-AAC、LC-AAC+、MP3、Vorbis、WAV(LPCM)、FLAC
  • マイク : 高感度音声認識対応
  • 電源 : 16.5V、2Aが必要(アダプター同梱)
  • ポートおよびコネクタ : DC電源ジャック、マイクロUSBポート(保守用)
  • 対応オペレーティング・システム : Android 4.2以降 / iOS 9.1以降
  • 同梱品 : Google Home、電源アダプター、クイックスタートガイド

Google Home Mini

  • サイズ : 直径 98mm、高さ 42mm
  • 電源ケーブル : 1.5m
  • 重量 : デバイス 173g / 電源アダプター 75g
  • 色 : チョーク、チャコール、コーラル
  • 対応オーディオ形式 : HE-AAC、LC-AAC+、MP3、Vorbis、WAV(LPCM)、FLAC
  • マイク : 高感度音声認識対応
  • 電源 : 5V、1.8A
  • ポートおよびコネクタ : マイクロUSBポート(電源用)
  • 対応オペレーティング・システム : Android 4.2以降 / iOS 9.1以降
  • 同梱品 : Google Home Mini、電源アダプター、クイックスタートガイド

Google Home / Google Home Miniを購入できる店舗、オンラインサイト

  • Google Store
  • ビックカメラ
  • ヤマダ電機
  • KDDI / 沖縄セルラー
  • CCCAIR(TSUTAYAの一部店舗で10月6日より税抜800円でレンタル開始、11月1日より販売)
  • 楽天

音楽や動画コンテンツ

  • うたパス・ビデオパス ※11月下旬以降の開始を予定
  • Google Play Music
  • Spotify
  • Netflix
  • ラジコ ※年内に提供開始予定
  • YouTube

ニュースや情報

  • 朝日新聞アルキキ
  • NHKラジオニュース
  • 公式ITニュース
  • J-WAVE TOKIO HOT 100
  • スポニチ
  • TBSラジオ
  • 日経電子版NEWS
  • ニッポン放送
  • 毎日新聞
  • ラジオクラウド
  • ラジオNIKKEI

Google Home / Google Home Miniを活用したスマートホーム

  • au HOME ※11月下旬以降の開始を予定
  • インテリジェントホーム ※年内に提供開始予定
  • ダイワハウス ※年内に提供開始予定
  • フィリップス Hue
  • Roomba ※年内に提供開始予定

Actoions on Google 対応予定のサービス

  • Ameba
  • SUUMO
  • 食べログ
  • トクバイ
  • なみある?
  • 日本史語呂合わせ、絶対音感オーケストラ
  • ベストティーチャー
  • ホットペッパーグルメ
  • Yahoo! MAP
  • 楽天レシピ

なおTechCrunchが11月16〜17日に開催するイベント「TechCrunch Tokyo 2017」には、このGoogle Homeに搭載される会話型AI、Google アシスタントのプロダクトマネージャーを務めるブラッド・エイブラムス(Brad Abrams)氏の登壇も決定している。Google Homeのこれからについて聞きたい読者はこちらもチェックして欲しい。

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。