ノイキャンで騒がしい環境でも話者の言葉を聞きやすくするNooplのiPhone用アクセサリー

NooplはCES初日に登場したハードウェアスタートアップの中でも特に興味深い企業の1つのようだ。サクラメントに拠点を置く同社は、周囲の雑音を消し去ってくれるアクセサリーを開発した。

この小さなアクセサリーはLightningプラグ(現在はiOSのみ対応)がついており、iPhoneの底部に接続する。小さなドングルには3つのマイクとバックグラウンドノイズを低減させるオーディオ信号プロセッサーを搭載されている。

画像クレジット:Noopl

デバイスをiPhoneに挿入するとNooplのアプリが立ち上がり、AirPds Proとの接続をセットアップする。ヘッドトラッキングを利用して装着したユーザーが向いている方向を特定し、その方向によりクリアなサウンドを提供するように設計されている。

NooplはSteven Verdooner(スティーヴン・ヴェルドーナー)氏とKevin Snow(ケビン・スノウ)氏が創業し、シドニーのNational Acoustic Laboratories(NAL)の技術を利用している。

「製品のアイデアは、ヴェルドーナーが父親と一緒に騒がしいレストランにいて、父親の高価な補聴器を『レストランモード』にしてもお互いの話が聴き取れない経験から生まれました。この問題は何百万もの人が抱えているはずだ、と考えたヴェルドーナーは、NALと提携し、優れた科学者や技術者たちとともにNooplを開発しました。2020年には聴覚業界での豊富な経験を持つTim Trine(ティム・トライン)氏を社長兼CEOとして招き、拡張性の高いテクノロジープラットフォームの構築、製品の商業化、企業の成長を実現しました」とプレスリリースでは述べられている。

画像クレジット:Noopl

このデバイスは現在、Nooplのサイトで予約可能だ。価格は199ドル(約2万800円)となっている。

カテゴリー:ハードウェア
タグ:NooplノイズキャンセリングCES 2021

画像クレジット:Noopl

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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