マイクロソフトが労働時間の短縮を支援へ

Microsoft(マイクロソフト)は米国時間5月6日、MyAnalyticsプラットフォームのアップデートとOutlookの新機能を発表した。これはユーザーの労働時間を短縮し、より重要な作業に集中しつつ、休暇を増やすことが目的だ。

従業員のプロダクティビティを追跡するMyAnalyticsではこれまで、勤務時間外にどれだけの時間を使っているのかの情報を提供していた。しかし、これだけでは不十分だ。今後、MyAnalyticsは従業員が勤務時間後に電源を落とし、午後8時にメールチェックや文章を作成しなかった時間を追跡する。その目的は、従業員が時間外にどれだけ働いたのかではなく、実際の数字に注目するようになることだ。

Microsoftで広報担当を務めるFrank X.Shaw氏は記者会見にて、「顧客からは、1日中ミーティングに時間を費やし、差し迫ったタスクやプロジェクトに費やす時間がほとんどないという訴えを聞く」と語っている。

この問題を解決するため、Microsoftは「フォーカス・タイム(focus time)」機能を本日ローンチした。機能の一つは、毎週フォーカス・タイムを設定できること。そして、仕事が終わろうとうしている時に同僚にアラートを発するMicrosoft Teamsの機能もある。

残念ながら、同僚はあなたの仕事のフローを気にせず、また不必要な会議を予約する傾向がある。MicrosoftはAI(人工知能)を利用したOutlookのプラグインをローンチし、フォーカス・タイムを再設定し、特定のToDoタスクに集中する時間を見つける手助けをする。

また将来的には、ウェルビーイングやネットワーキング、コラボレーションプランも導入される予定だ。

フォーカスプランはMicrosoft 365とOffice 365ユーザー向けに今後数ヶ月以内にプレビュー版として提供され、E5プランの顧客が最初に利用できるようになる。

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(翻訳:塚本直樹 Twitter

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TechCrunch Japan

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