記録的な価格にまで上昇し、再び人々の注目を集め話題になった後、仮想通貨は米国時間1月11日に大幅に下落した。
最もよく知られている仮想通貨のBitcoin(ビットコイン)は米国時間1月8日に4万1000ドル以上(約427万3000円)でピークを迎えた。しかし11日には過去24時間で23%強下落した後、1ビットコインの価値は3万1800ドル(約331万5000円)程度になっている。
同様にEthereum(イーサリアム)ブロックチェーンのトークンであるEther(イーサ)は、1月10日に1300ドル(約13万6000円)を少し上回る額でピークに達した。しかし直近24時間で29%も急落し、今では約960ドル(約10万円)の価値となった。
仮想通貨は依然として過去の価格をはるかに上回っており、ビットコインは2021年1月に史上最高値を更新し、Etherも2018年初頭の史上最高値にほぼ到達している。2020年にBinance(バイナンス)が買収(CoinDesk記事)した仮想通貨市場を追跡するデータプラットフォームのCoinMarketCapによれば、すべての仮想通貨の価値は直近1日に22%強下落し、8324億ドル(約86兆7694億円)になったと報告している。
これが最近の下落を意味しているのか、あるいは仮想通貨の総額が最近1兆ドル(約104兆2400億円)を超えたという事実がより大きなニュースなのかどうかは、資産クラスに対する見方によって決まるだろう。
しかし、デジタルトークン市場に焦点を当てたスタートアップにとっては、2021年は幸先の良い始まりだった。米国のクリプトカレンシー取引所であるCoinbaseは2020年後半に上場を申請(未訳記事)したが、最近のビットコイン価格の上昇により、その取引量は記録的なものとなっている。これはCoinbaseやそのライバル企業にとって、有利な収入になる可能性がある。
そうなればベンチャーキャピタル市場は同分野の企業にとって魅力的なものとなり、2017年以降閉鎖されてる可能性のある仮想通貨プロジェクトに資金を提供することになる。
カテゴリー:ブロックチェーン
タグ:仮想通貨、Bitcoin、Ethereum
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(翻訳:塚本直樹 / Twitter)