Tシャツを自分でデザインできるSnapteeが機能を充実して一般公開へ

本誌が2月に取り上げた、iPhone用TシャツデザインアプリSnapteeが、今日(米国時間8/1)から一般公開される。女性用Tシャツも作れるようになり、発送方法も改善された。今月の終わりにはAndroidアプリも出るそうだ。

Tシャツをデザインしてオーダーすることが、スマホの写真にフィルタをかけるぐらいに簡単にできる、がこのアプリの売りだ。一般公開向けにインタフェイスが充実し、Instagramの統合、選択するフォントや色の豊富化、フィルタやデザインを独自に作るためのテンプレート、などが導入された。完成したデザインを100%オーガニックコットンのTシャツにプリントしてもらうと19ドル99セントだ。送料は世界中どこでも5ドル、今回導入された特別配送では26ドルだ。自分のデザインがほかの人に売れたら、10%の歩合をもらえる。


“以前のごたついたインタフェイスを一掃した。今の、シンプルでクリーンなルックスだと、デザインをすること、デザインを探すことがもっと楽しく、美的満足感を与えるものになった”、とコミュニケーション担当役員のCatherine Shaoが説明する。“アイコンとボタンはシンプルで大きくなり、デザインやオーダーの作業がやりやすくなったと思う”。

自分でデザインするのが面倒な人は、Remixボタンを押してほかの人たちのデザインを再利用(部分変更)できる。また、Instagram上の世界中の写真家7名のアルバムが用意されているので、その中から、出発点としてのデザインを選んでもよい。

Shaoは、Snapteeを単なるデザインエディティングツールではなく。コミュニティに育てたい、と願っている。

“そのうちRemix機能が、Tシャツデザインをソーシャル化し、コラボレーションしていく場になるだろう。私たちにとってTシャツは、単なる衣類ではなくて、表現のためのまっ白なキャンバスだ”、と彼女は述べる。

今年の初めにソフトローンチして以来Snapteeは、45か国13万名あまりのユーザベースを構築した。上位市場は合衆国、日本、そしてドイツだ。このアプリ上で作られたユニークなTシャツのデザインは、16万種以上になる。

Shaoによると、今Snapteeが注力しているのは、企業やブランドとのパートナーシップを築くこと、そして次の重要市場としてオーストラリア、イギリス、韓国、東南アジアを開拓することだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))


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TechCrunch Japan

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