Fortune 500社のAvery DennisonとIoTのスタートアップEVRYTHNGが、アパレル産業に活を入れるためのでっかい契約を結んだ。今後3年間で作られる100億点以上のアパレルやフットウェアに、ユニークなデジタルIDとデータプロフィールを付けるのだ。
両社の主張によると、これは、一つの契約でIoTによりインターネットに接続される製品の数としては、最大である。EVRYTHNGはこれまでの3回のラウンドで1450万ドルを調達している。投資家はAtomico, Dawn Capital, Ciscoなど計6社だ。
これは、物のインターネットが巨大化するとこうなる、という最初の例だ。
しかし、それが一体どういう意味を持つのか? その意味とは、世界最大のファッションや実用アパレルのブランドの100億の製品がユーザー(消費者)のスマートフォンに接続して、アプリやサービス動かす、ということだ。
それによって企業は顧客により深くエンゲージできる(関われる)だけでなく、消費者が自分の製品と対話して個人化されたデジタルのコンテンツやサービスを開き、そこからさまざまな景品(サードパーティ製アプリなど)や特典等々をもらえる。
企業側に豊富な可能性が開けるだけでなく、これからはシャツ一枚買うことが、これまでよりもちょっとおもしろくなる。