将来、誰もがオートメーションから完全に逃れることはできないだろうが、ブルッキングス研究所の新たな分析によると、米国の職業の25%がオートメーションに取って代わられるリスクが高いのだという。これは、完全に立ち直っていない求人市場にとって、やや恐々とした予示だ。
中でもリスクが高いのは交通、食品調理、製造、事務の分野だ。分析によると、ロボティクスや人工知能により、業務の70%近くが自動化される恐れがあるという。予想できることだが、処理、データ収集、肉体労働はリスクが最も高い。
オートメーションは特定の地域と教育をあまり受けていない労働者に、より大きな影響を及ぼすことが予想される。同様に、異なるセグメントの人々に異なる形で影響を及ぼすことも見込まれる。
分析では「若年層で教育をあまり受けていない労働者は、過小評価された他のグループとともに今後、オートメーションによってかなり差し迫った状況に直面するだろう」としている。「若い労働者とヒスパニックは特にそうしたリスクにさらされる」。
これはある種、不可避であるようだ。こうしたシナリオは実際に繰り返し展開されてきた。ただ、地方自治体や産業界は労働者を教育したりスキルを向上させたりすることで労働者がオートメーションの影響に備えるのを手伝うことができる、と同研究所は指摘している。
イメージクレジット: Sean Gallup
(原文へ 翻訳:Mizoguchi)