Amazon Web Servicesがその複雑さを隠蔽している、と責める者はいない。この、絶え間なく機能拡張を続けているクラウドプラットホームは、とっつきにくいことをAmazon自身が認めているようだ。ここしばらくAmazonは、いくつかの教育訓練クラスを開設してきたが、今日の発表では、 同社のAPNテクノロジーパートナー企業の一社であるCloud vLabと提携して、学習者が自分のペースで学べるオンラインコースの提供を開始する。各コースの受講料は29ドル99セントだ。
Amazonによると、各コースはAWSの主要テーマのエキスパートが設計し、デベロッパたちの“製品テストや新しい技能の取得、AWS実践体験の取得”を助ける。教育訓練の多くはAWSの実動環境で行われ、勉強するデベロッパはAWSのコンソールを“さまざまな既製のシナリオといちばん一般的なユースケースにしたがって”使っていく。
上で言う主要テーマとは、たとえばEC2のインスタンスの作り方、Elastic Block Storeの使い方、ロードバランシング、オートスケーリングなどのベーシックなスキルだ。ほかに、ちょっと進んだテーマ、たとえばAmazon RDSをアプリケーションからどうやって使うか、CloudFormationの活用方法、などもある。今13のコースがあり、その全容はここで分かる。
Cloud vLabにとってAmazonとの提携は、同社の自己ペース型体験学習コースのマーケットプレースrun.qwikLAB.comの立ち上げを意味している。
なんとかAWSを使いこなせるようになりたい、と考えているデベロッパは、このマイペース型学習コースで最初の味見ができる。29ドル99セントで購入した受講資格には時間制限があり、たとえば、約1時間で終了するコースなら、制限時間は2時間だ。だから残念ながら、完全なマイペース型ではない。ただしPDFによる“教科書”は提供されるようだ。なお、購入した受講券(権)は、使わなくても6か月で無効になる。
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))