Appleが中国での存在感を高めているようだ。第2四半期において、中国での売上額を71%伸ばしたのだそうだ。また、iPhoneの販売台数も、アメリカ国内を上回っている様子。
第1四半期には、中国での売上は161億ドルで、ヨーロッパの172億ドルを下回っていた。しかし直近の2015年第2四半期にて中国での売上は168億ドルとなり、前期より数字が下がって122億ドルとなったヨーロッパを上回ることとなった。但し、ヨーロッパにおける売上も昨年同期比では拡大している。ヨーロッパの重要性が低下しているというよりも、中国での成長幅が非常に大きいということを意味するわけだ。
この報告をうけて、Appleの株価は1.5%ほどの上昇を示していた。
ちなみに昨年同期との比較では、アメリカ、ヨーロッパ、中国(Greater China)および「アジアの他の地域」で売上を伸ばしている。但し、日本だけが数字を下げている。マイクロソフトも、日本の需要は低迷しているとしており、Appleの販売額低下もこの流れで理解できることなのかもしれない。
ところでApple Watchのハイエンドモデルについては、中国の高所得者層をターゲットとしたものではないかという噂も囁かれている。しかしApple Watchの売り上げ状況についての発表はない。噂の真偽はともかく、中国においてAppleが成功をおさめたことは数字の証明する通りとなった。
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(翻訳:Maeda, H)