Appleは、iOS 8の3回目のメジャー・アップデートであるiOS 8.4のベータ版を公開した。このアップデートでは音楽再生のミュージック・アプリの機能が強化され、UIがリニューアルされている。今回の音楽アプリの改良は、来月開催されるWDC(Worldwide Developers Conference)での発表が噂されているiTunes音楽ストリーミング・サービスの前触れではないという観測もある。
われわれの記事も含め、多くのメディアはAppleは6月8日のWDCのキーノートで音楽ストリーミング・サービスを発表するだろうと考えている。AppleのストリーミングはSpotifyのサービスの直接のライバルとなるだろう。また昨年買収したBeats Musicをその一部に含むことになるはずだ。テクノロジー・ブログのRe/codeは最近、「Appleは有料サブスクリプション契約をプロモートするため1月から最大3月まで無料で楽曲サンプルの提供とサービスの試用が提供されるだろう」などと新サービスに関していくつかのスクープを掲載している。
新しいミュージック・アプリには一見したところではストリーミング・サービスに関連した機能は見当たらない。しかし新アプリには常時表示可能なミニプレイヤー、新しいプレイリスト、iTunesラジオへのアクセスの改良などが含まれている。このベータ版は機能の洗練とバグ潰しが主な目的のようだ。おそらく正式版のリリース時にストリーミング機能が実装されるのだろう。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)