AppleはiPad Proのマーケティングを、今夜のマンデーナイトフットボール放送中のCMでキックオフした。このスポットCMには、9月のiPad Proイベントで見たものと似た宇宙のテーマが使われていて、2つの目玉機能に焦点を当てている。2つのiPadアプリを並べて実行できる機能、およびPencilスタイラスだ。
今後iPad Proの別の部分を見せる広告も出てくるに違いないが、まずクリエイティブな使い方に焦点を当てたことは、Appleがこのデバイスをどう売ろうとしているかを明確に示している。これらのCMは、少人数のグループがPixar等の会社でテストしているところや、様々なトレードショウの場面等、これまでのAppleの新製品紹介とはやや異なっている。発表から発売までの期間がこれを可能にしたのはもちろんだが、Appleが発売前にiPad Proを、全力でクリエイティブ層に広めようとした意図が感じられる。
Adobeチャンネルで今日公開されたビデオでは、アーティストがiPad ProでCreative Cloudアプリを使った印象を話し、同じようなパターンが使われている。
キーボードや企業アプリ(スプレッドシートと写真アプリを並べて)を中心としたCMが今後でてくるであろうことは否定しないが、この第一弾はクリエイター一色だ。iPadの歴史的戦いが消費者プラットフォーム以外の何物でもなかったことを思うと、印象深い。
iPad Proは「大きなiPad」だが、独自のカテゴリーを形成しようとしている。今週水曜日(米国時間)から予約が始まる新発売の行方に注目だ。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)