自動運転テクノロジーを専門とする起業家が他社の自動運転車を見かけたら詳しく観察するだろう。Voyageの共同ファウンダー、MacCallister Higginsはそういう場面に遭遇した。HigginsはAppleのProject Titan自動運転車(トヨタ・レクサスのSUV)を撮影した短いビデオを付して下のようにツイートした。このレクサスは自動運転用のハードウェアを多数を搭載している。
これまでもAppleの自動運転車やルーフ搭載式センサーに関する情報は流れていたが、Higginsのビデオはこれまででもっとも鮮明なクローズアップだろう。しかもたまたま出くわした住民ではなく、専門家の目で見ているところに大きな違いがある。Higginsによれば、ルーフトップの巨大なハードウェアには「おそらくコンピューターの大部分が格納されているだろう」という。他の自動運転車の場合、コンピューターはトランクに設置されるのが普通だ。
私は「あれ」と呼んでいるがAppleのProject Titanについて書くには140文字では足りない。
Higginsはまた「前方、後方を向いてLiDARセンサーが合計6基設置されている」と述べた。「センサーをルーフトップに置くのは興味深い方式だ」という意見も出たという。
ルーフトップ配置とした理由は、どんな車両でも比較的容易に自動運転車に改造できるからだろう。車内に大量の機器を配置する方式にくらべて、ルーフラックを屋根にボルト付けするだけよければプラグ・アンド・プレイに近づく。将来、テストする車両を交換する必要が生じた場合も対応が楽だ。アフターマーケットのパーツとして後付けが可能であれば、多種、多様な自動車を自動運転化できる可能性がある。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)