DJIはスマートフォンのユーザーが手ぶれして非常に見にくいビデオにうんざりしていると考えている。DJIのOsmo Mobileは3軸ジンバルにより安定した手持ち撮影ができるスマートフォン用スタビライザーを発表した。
これはDJIのドローンにも用いられているスタビライザーとグリップのセットで、スマートフォンをセットして非常に安定した滑らかな動画が撮影できる。
このプロダクトはTechCrunchが最近紹介したOsmo Plusから専用の4Kカメラを取り除き、ビデオ機能のあるスマートフォンにカメラの役割を果たさせるというものだ。
DJIによればOsmo Mobile、Osmo Plusに用いられているテクノロジーは基本的に同社のPhantom 4ドローンのスタビライザーと同じものだという。DJI独自のソフトウェアのおかげで、スタビライザーは人間の顔にロックさせることができる。ラフティングで急流を下るようなカメラも人間も激しく揺れる状況でのビデオ自画撮りに理想的だ。このソフトを利用すれば三脚を使わずにタイムラプス、パノラマ、長時間露光などの高度なショットが撮れる。
価格は300ドルで、出荷は2週間後になるという。
スマートフォンのスタビライザーというコンセプトは特にユニークなものではない。電子手ブレ補正なら50ドル程度から、メカニカルなジンバルを用いた製品でも100ドルくらいから入手可能だ。しかしDJI Osmoが追随を許さない点はバンドルされているソフトウェアだ。今回発表されたOsmo Mobileでもソフトウェアは安定化メカニズムと協調動作する。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)