Facebookは第3四半期も好調―売上20.2億ドル、1株あたり利益0.25ドル、広告売上の49%はモバイルから

今日(米国時間10/30)、Facebookは 2013年第3四半期の決算を発表した。売上高は20億2000万ドル、1株当たり利益は0.25ドルで、売上高19億1000万ドル、1株当たり利益 0.19ドルというアナリストの予想を上回った。

好調の主な要因はモバイル広告収入の伸びで、今期は49%にもなっている。Facebookの広告売上高は18億ドルで、対前年同期比で66%のアップだった。

今期のFacebookの決算は重要な数字がすべて好調を示している。1日当たりアクティブ・ユーザー数は25%アップして7億2800万人に、登録ユーザー数は18%アップして11億9000万人になった。

モバイルの月間アクティブ・ユーザーは対前年同期比45%のアップで8億7400万人、 月間アクティブ・ユーザー総数は対前年同期比40%のアップで、2013年9月の月間アクティブ・ユーザー数は5億700万人だった。

これらのFacebookのユーザーの増加は主としてアメリカ以外から生じている。第3四半期のアメリカにおける新規ユーザーはわずか100万人だった。

Facebookのユーザーと収入がともにモバイルに移行していることは、スマートフォンがコンピューティングの主役の座を占めつつある傾向がさらに強まっていることを実証している。モバイル・ユーザーから収入を得る道を確保することが上場以後のFacebookの主要な課題であり、この点に関する投資家の懸念が上場後しばらくの株価の低下を招いていた。最近のモバイル収入の飛躍的な伸びはこうした市場の懸念を払拭するものだ。

今日のプレスリリースでCEOのマーク・ザッカーバーグは「この10年、Facebookは世界をより結びつけられた場所にすることを使命としてきた。今期の力強い結果は、われわれが次の段階に踏み出す準備が整ったことを意味する。われわれは全人類の残りの50億人がオンライン化し知識経済に参加できるよう努力する」と述べた。

現在Facebookの株価は時間外取引で11%アップし、54ドルとなっている。

[原文へ]


(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。