Googleが、G Suite利用者に対して新しいGmailがやってくる旨をアナウンスしたのは、昨日お伝えした通りだ。そしてその後、Chaimと名乗る情報提供者から、新しいGmailのスクリーンショットとされる画像をいくつか受け取った。他の人物からも同様の画像が送られてきており、どうやらこの情報は信頼に足るものである様子。
まずはみての通り、Gmailとinbox.google.comのハイブリッドとも呼べそうなデザインになっている。これまでのインタフェースから全く変わってしまうというわけでもなさそうだ。これまでGmailを使ってきた人は、違和感なく新しいGmailに移行することができるだろう。
もちろん全く変化がないわけではなく、マテリアルデザインを採用することで、他の最新プロダクトとのデザイン的整合性を保つものとなっている。Android利用者は、ボタンや色づかい、ないしポップアップにも慣れ親しんでいることだろう。従来のテキストボタンはすべてアイコンに置き換えられており、すっきりとした外観にまとまっている。
また、昨日の記事でも触れたように、新たな機能が搭載されていることもわかる。たとえばメールを数時間後ないし数日後などに表示する機能(スヌーズ機能)が備わっている。スクリーンショット上では「later today」、「tomorrow」、「this weekend」、「next week」ないし「someday」などと表示されている。おそらくは、ショートカットで操作ができるようになっているのだろう。
さらに、メールの末尾には「スマートリプライ」も表示されている。モバイル版で実装されている機能と同様の働きをするものと思われる。
ちなみに、もっとも興味深いのは画面右側のカラムだ。ここには他アプリケーションのウィジェットなどを読み込めるようになっているようだ。標準ではGoogle CalendarやKeepを表示して、メールに関連するスケジュール情報などを設定するようになっているようだ。
Streakの共同ファウンダーである<>Aleem Mawaniによれば、Clearbit、Streak、およびDropboxなどの拡張機能が、この新デザインに対応しているのだとのこと。それらアプリケーションはInboxSDKライブラリーを利用していて、このSDKを利用しているアプリケーションは、新しいGoogleインタフェースのもとで動作することができるようだ。Googleによると、新デザインは数週間のうちに公開されることになるだろうとのことだ。
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(翻訳:Maeda, H)