Google、26テラビット/秒の光ファイバーで日本と台湾を接続

FILE - This Oct. 20, 2015, file photo, shows a sign outside Google headquarters in Mountain View, Calif. Google unveils its vision for phones, cars, virtual reality and more during its annual conference for software developers, beginning Wednesday, May 18, 2016. (AP Photo/Marcio Jose Sanchez, File)

Googleのアジアにおけるインターネット接続一段とスピードアップした。昨年シンガポールと台湾でデータセンターの能力を新たに拡張したGoogleだが、今日(米国時間9/6)はアジアにおけるデータ接続に新たな海底光ケーブルを採用したことを発表した。これによりYouTubeの表示やクラウド・コンピューティングが速くなる。

このケーブルは台湾と日本のGoogleity施設を接続するもので、日本からはFASTERコンソーシアムが敷設したケーブルでアメリカと結ばれる。FASTERケーブルは地球最速の海底光ファイバーという恐るべき評価を得ていることで有名だ。

Googleによると日本-台湾ケーブルの速度は26テラビット/秒に上るという。

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Googleがアジアにおけるデータ通信の高速化に最大の努力を払っている第一の理由は人口だ。この地域では日々膨大な人々がインターネットの新たなユーザーとなっている。最近発表されたGoogleとシンガポールのTemasekの共同研究によれば、東南アジアだけで380万人が毎月新たにインターネットの利用に加わっているという。この数字にはインドその他のアジアの国は含まれていない。

「一般ユーザーはすぐにそれと気づかないだろうが、新ケーブルはこの地域のGoogleのプロダクトとサービスへのアクセスを高速化する。スピードばかりでなく、信頼性、一貫性も向上する。ケーブル敷設ルートは津波多発地帯を避けるよう戦略的に決定された。これにより天災による通信途絶の可能性は減少している」とGoogleはブログで述べている。

Googleは昨年だけでアジアにおける2箇所のデータセンターの建設費と人件費として10億ドル以上を計上している。当然ながら今後もさらに投資は継続するはずだ。

またGoogleは「アジアにおけるオンライン人口の増大は世界のどこよりもハイペースだ。われわれはアジアのインターネット・インフラの構築に全力を挙げてきた」と書いている。

画像: Marcio Jose Sanchez/AP

〔日本版〕上の画像でGoogleは26テラビット/秒という速度を説明し、「15秒ごとに台湾居住者の全員がセルフィー画像を日本の友人に送ることができる。1日あたりにすれば1380億枚のセルフィー送信能力だ」と説明している。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

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TechCrunch Japan

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