サンフランシスコでDockerのデベロッパカンファレンスDockerConが行われる、そのまさに今日(米国時間6/22)、Googleは同社のクラウドプラットホーム上でコンテナを管理する、Kubernetesを利用したContainer Engineサービス(のベータ)を発表した。Googleがこの種のサービスを有料にするのは初めてだが、ベータを終えたら有料になる。
このContainer Engineの前にGoogleは、コンテナのイメージを保存し配置するためのサービスContainer Registryをローンチしている。
Container Engineがデビューしたのは昨年の11月だが、今日からのベータに伴い、いくつかのアップデートを行っている。それらは、Googleのオープンソースのコンテナ管理技術であるKubernetesの最初のリリース候補のサポートや、同社のサービスの上でアプリケーションがどのように動いているかを知るための深いアナリティクスを提供するGoogle Cloud Loggingのサポートなどだ。Container Engineによってデベロッパは、GoogleのCloud VPNを使いながら、一連のIPアドレスを自分のクラスタのために予約できる。
ベータ終了後の有料料金は、仮想マシン100までの標準クラスタの1時間の稼働につき15セントだ。それはあくまでもクラスタを管理するサービスの料金であり、コンテナを動かすための仮想マシン本体の料金は別。なお、仮想マシン5つまでは無料だから、ノードが少数でよい人や、このコンテナエンジンを試して勉強したい人は、こちらを使うとよい。
Container Registryの方は今日、アップデートの発表はなかった。ただし今では、イメージをアジアやヨーロッパでも保存できる。