GoogleがデベロッパカンファレンスGoogle I/Oで今日(米国時間5/28)ローンチしたプロジェクトCloud Test Labは、文字通りクラウド上のテストラボで、モバイルアプリを全世界的に人気最上位のAndroid機20機種の上でテストできる。公開は今年の後半となっているが、パイロットプログラムへの参加は今からここで申し込める。
Android製品は多様化が激しいため、デベロッパ泣かせだ。数機種の人気機種でテストしてOKでも、そのほかの機種でOKとは限らない。デベロッパはスマートフォンやタブレットをつねに数機種手元に用意しているが、自分のアプリを種類のやたら多い最新機種や最新のアップデートのすべてでテストすることは、ほとんど不可能だ。
このTest Labでは、デベロッパは自分のアプリケーションをアップロードするだけで、あとはツールが自動的にそのアプリの各画面を調べていく。そしてアプリがクラッシュしたらクラッシュログを生成し、デベロッパにはビデオで、ユーザの目前で何が起こったかを見せる。
このサービスは今後、Google PlayのDeveloper Consoleから使えるようになる。さらに長期的には開発プロセスの中に、そのほかのテストサービスなどと一緒に統合していく予定だ。
この種の自動化テストサービスはすでにいろいろあり、たとえばXamarinは、1000種類のデバイスの上でユーザのアプリをテストする。ただし月額料金が1000ドルからだ。それに比べるとGoogleのは機種の数が少ないが、でも無料だ。
〔TechCrunch Disrupt New York 2015に出たNativetap。〕