Pelotonは、家庭用スマートジムのラインアップとして、Bike+とTreadの2つの新製品を発表した。どちらも価格は2495ドル(約26万5000円)と同じだ。新しいエクササイズバイクのBike+は、Pelotonのオリジナルのステーショナリーサイクルのプレミアムバージョンとして加わり、オリジナルモデルは1895ドル(約20万円)に値下げされて継続販売される。どちらの製品も9月8日の正式発表に先立ち、先週Bloombergがリークしたものだ。
新しいPeloton Bike+は、23.8度回転する、HD解像度のタッチスクリーンディスプレイを搭載する。左右方向に180度移動することもでき、自転車をオフにしている間でも画面(およびPelotonのリモートワークアウト指導やクラスの範囲)を使えるようになっている。4つのスピーカーを内蔵したサウンドシステムを搭載するほか、アップルの「Gymkit」にも対応しており、ワンタップでApple Watchと接続してワークアウトを同期させることも可能だ。心拍数や呼吸数などの目標指標に応じて自転車の抵抗値を計測するAuto-Followレジスタンスシステムも搭載されている。
前述のとおり、Bike+は2495ドルで販売されるが、これは新たに値下げされたエントリーレベルのBikeよりも約600ドル高い価格設定となっている。米国、カナダ、ドイツでは9月9日から発売され、分割払いプランも用意される。なおPelotonは、既存の自転車と同様に30日間のホームトライアルを実施する予定だ。
同様に新しいTreadも、分割払い可能でトライアル期間も設けられている。米国とカナダでは2021年初頭に発売される予定だが、英国ではもう少し早く、具体的には2020年12月26日に発売される。ドイツでも発売予定だが、同社によると2021年の後半になるという。
Treadには、23.8インチのHDタッチスクリーンが備わっている。回転はしないがチルト機能を備えており、床でトレーニングすることなどを想定して上下に50度傾けることができる。同社によると新しいTreadは「ほとんどのソファより小さい」サイズで幅157×高さ172×奥行き83cm。伝統的なトレッドミルのベルトのように見えるが、同社によると一般的なトレッドミルとは異なり、前面のカバーはなく外観はスッキリしている。
Pelotonはまた「Bike Bootcamp」と呼ばれる新しい種類のクラスを発表した。これは、有酸素運動に加えて、より包括的な全身運動を提供するための筋力トレーニングを含むクラスとなる。同社は、家庭用エクササイズプログラムのワンストップショップになりたいと考えているようだ。
Pelotonの製品を最近購入した人の中には、この新製品の登場前に購入したことを後悔している人がいるかもしれない。同社によると、30日間のホームトライアル期間中のユーザーや、まだバイクが届くのを待っているユーザーを対象に、オリジナルのエクササイズバイクの350ドルの値下げぶんを即座に自動返金するとのこと。また、このグループに該当し、アップグレードモデルを希望するユーザーは差額を支払えば交換できる。
一方、最近購入したばかりではないが、まだ新しいギアが欲しいというユーザーのために、Pelotonは現在バイクを所有している方を対象に700ドルのリベートと、ヨガ&トレーニング用のアクセサリーセットを提供し、新しいバイクの引き取り時には古いバイクを無料で引き取ってくれる下取りサービスを提供している。アップグレードのインセンティブとしては悪くない。
画像クレジット:Peloton
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(翻訳:TechCrunch Japan)