2004年に発売され、前作よりもホラー要素を増量しグラフィックも大幅に向上して人気を得たDoom 3がVRで帰ってきます。ベセスダ・ソフトワークスが、PS4+PS VR版『Doom 3 VR』を発表、3月29日に発売すると発表しました。プレイヤーは、火星を舞台にゾンビ化した人間やデーモンたちを相手に機関銃やチェーンソーなど多彩な武器で立ち向かうため、シューティングコントローラーを手に立ち向かいます。
ただの移植ではなく、VRならではのリーン(ピーク)動作やモーションコントロールで武器を構えたときの微妙な調整、真後ろに素早く振り返る180°クイックターンといった操作が可能。左腕に装着した端末で体力やアーマー、残弾数の確認が行えるところも、より未来的世界観への没入を高めます。
Doom 3は数週間前にOculus Quest向けにVR対応したバージョンがTeam Beefの開発によってリリースされたばかりですが、PS VR版は公式バージョンということもあり、完成度もより高くなっていることが期待されます。また拡張パック「Resurrection of Evil」「The Lost Mission」もVR向けに再構築され含まれます。
Doom 3はシリーズの中では大火力な武器で化け物をなぎ倒していくというよりは、心理的な恐怖感を強調した作風で、爽快感を求める向きには物足りないところもあるかもしれません。とはいえ、あまり激しすぎる動きでヘッドセットをふっとばしてしまう心配がないと考えれば、Doom 3のVR化は良い選択と言えそうです。
なお、発表時点では発売日は明らかにされたものの、度の国や地域を対象としたものか、価格はいくらかといったことはまだ情報がありません。ただ日本のPlayStationのブログサイトにも(翻訳ではあるものの)紹介記事がでていることから、日本でもプレイ可能になることが期待できそうです。
なお、Doomシリーズとしては、2017年にも『Doom VFR』がPS VR向けに発売されています。筋金入りのファンなら両方揃えてやり比べて見るのも一興かもしれません
(Source:PlayStation。Engadget日本版より転載)
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