PUBG Mobile開発元が印eスポーツ企業Nodwin Gamingに約24.3億円を投資

asdf人気ゲームタイトル「PUBG Mobile」の開発会社であるKraftonは、インドのeスポーツ関連会社のNodwin Gamingに2240万ドル(約24億3000万円)を投資し、米国時間3月9日に両社はKraftonがかつての主要な海外市場での存在感を維持するよう努めると語った。

インドのゲーム大手であるNazaraの子会社であるNodwin Gamingは、同国で最大級のeスポーツ企業としての地位を確立している。

グルガオンに本社を置くNodwin Gamingは現在、Blizzard Entertainment、Valve、Riot Games、ESLを含む複数の企業と連携し、イベントの開催、解説の提供、コンテンツの制作やライセンス提供、ブランドやスポンサーの獲得などを支援している。

Nodwin Gamingは最近アフリカに進出したが、国際市場での成長を加速させるため、新たな資金を投入するという。

KraftonとNodwinは、以前からお互いに協力してきた。両社は先週、アジアでPUBG Mobileのイベントを2回開催すると発表している。

「eスポーツは今後のスポーツエンターテインメントの成長にとって、大きな柱となるでしょう。スポーツ、エンターテインメント、テクノロジーのすばらしい交差点に位置し、インドのような国がその道を切り開くことができます。Kraftonが参加することでゲームとeスポートのメッカである韓国から、モバイルファーストなマーケットでインドから世界へと私たちが構築しているものを支持しています」と、Nodwin Gamingの共同創業者でありマネージングディレクターであるAkshat Rathee(アクシャット・ラッティー)氏は声明で述べている。

インドは2020年サイバーセキュリティ上の懸念を理由に、PUBG Mobileや中国と提携した他の数百ものアプリを禁止した。KraftonはインドでPUBG Mobileを復活させようと試みてきたが、まだうまくいっていない。

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ユーザーのセキュリティに関する政府からの懸念を和らげるため、Kraftonは中国のパブリッシャーであるTencent(テンセント)との提携を解消したと述べた(また、Microsoftとのグローバルクラウド契約にも署名した)。Kraftonの企業開発の責任者であるSean Hyunil Sohn(ショーン・ヒュニル・ソン)氏は2021年3月初めに開催されたゲームカンファレンスで、同社がインドにPUBG Mobileを復活させるために「努力する」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。

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KraftonのChanghan Kim(チャンハン・キム)CEOは声明で「KraftonはNodwin Gamingと提携して有望なeスポーツのエコシステムを育成し、インドのファンやプレイヤーと交流することを楽しみにしています」と述べた。

「このパートナーシップを機に、私たちはビデオゲーム、eスポーツ、エンターテインメントおよびテクノロジー業界の育成に向けた取り組みと貢献を維持するために、この地域でさらなる投資機会を模索します」。

カテゴリー: ゲーム / eSports
タグ:PUBG MobileKrafton投資Nodwin Gamingインド

画像クレジット:TAUSEEF MUSTAFA / AFP / Getty Images

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(文:Manish Singh、翻訳:塚本直樹 / Twitter

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