Skypeは創業10周年を記念して今日(米国時間1/12)、モバイルデバイス(Android, iPhone, iPad, Windows 10)上の無料のビデオ通話を発表した。MacとPCのデスクトップでは2年前からあった機能だが、モバイルはまだだった。
Skypeによるとこの機能は、数週間以内に、モバイル上の数億のユーザに提供される。まだ正確な日程は発表されていないが、事前登録フォームに自分のメアドなどを記入して登録すれば、初期バージョンを試用できるようになる。
登録すると、グループ通話機能のセットアップの完了をお知らせするメールがやがて来る。その初期アクセスバージョンがアプリのベータバージョンなのか、インストールしておけば正規公式バージョンに自動的にアップグレードされるのか、そのへんはまだよく分からない。
同社は、10年間の成長の軌跡を数字で挙げている。2006年のローンチ以来、今では7億5000万あまりのモバイルユーザをサポートするまでに成長している(タブレットを含む)。その成長率は2年弱で10倍にも達し、モバイルのコミュニケーションアプリとしての人気が一貫して衰えていないことを示している。
Skypeはここ数年で、いくつかの改良を重ねている。それはデスクトップのビデオ通話だけでなく、ビデオメッセージングや、リアルタイムスピーチ、メッセージングの即時翻訳、同社独自の絵文字、などなどだ。しかも今では、誰でもチャットに参加できる(Skypeを使ってない人でも)。またSkype for Businessは、Microsoftの古いコミュニケーションツールLyncを置換する。
過去10年間でSkypeの無料通話時間は、全世界累計で2兆分近くに達する。モバイル上のグループ通話により、この数字は今後もさらに大きくなるだろう。