Skypeは今やアラビア語の会話をリアルタイムで翻訳できる

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MicrosoftのSkypeのリアルタイム翻訳は約半年前にベータを脱したが、今日(米国時間3/7)はそれにアラビア語が加わった。それはいわゆる現代標準アラビア語で、Skypeの8番目のサポート言語だ。

Skypeのチームは先月パロアルトのオフィスで、少数の記者団に、難民たちを助ける意味もあってアラビア語を加えることに決めた、と話した。

そのときにチームが何度も言ったことは、MicrosoftはSkypeを社会の基本構造の一部にしたいと思っている、ということだ。そしてそれはつまり、今の世界で起きていることに対応していく、ということでもある。

難民を助けることに加えてMicrosoftによれば、アラビア語をサポートすると、第二世代の子どもたちが彼らの伝統的な大家族と話せるようになり、また教育機関がほかの文化の知識を教育に導入できるようになる。

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先月行われたデモでは、アラビア語への/からの翻訳は、まだ完璧ではなかった。チームも、そのことを認めた。しかしSkypeは、この翻訳サービスを動かしている機械学習のアルゴリズムは、その失敗を許容できるレベルにまで達した、と判断した。アラビア語サポートをなるべく早く市場に出したいSkypeは、エジプトの現地でデータを収集し、そのモデルを過去二か月間、訓練した。

アラビア語のほかに今のSkypeの翻訳は、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語(標準中国語)、イタリア語、ポルトガル語(ブラジルポルトガル語)をサポートしている。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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