Uberの新CEO曰く「IPOは18~36カ月のうちに」

新CEOを迎えたUberで、この男はすかさずIPOの計画について話した。

今日の全社ミーティングで、上場企業であるExpediaの経営経験をもつDara Khosrowshahiは、Uberは早ければ18カ月で上場できる、と宣言した。同氏は最大36カ月(3年)かかるかもしれない、とも言っていて時期はまだ固まっていない。このぶんだとIPOは2019年か2020年に起きることになる。

Khosrowshahiはこの任務を日曜日に打診され、火曜日には会社が正式発表した。

この役職は前CEOのTravis Kalanickが6月に辞任して以来空席だった。違法行為や性差別的起業カルチャーに対する悪評や捜査が続いた後のことだった。

UberのIPOのタイミングは重要だ。680億ドルの評価額も換金イベントまではぺーパーマネーにすぎない。 非公開取引市場というものもいくつかあるが、Uberはこれに関して非常に厳格なルールをもっている。ただし最近同社は、ルール変更について言及した。IPOの後は社員も会社も現金化が容易になる。

このところスタートアップが非公開のままでいる時期が長くなっている。これは、後期段階にある会社にとって民間資本の調達が容易になったことに加え、最近著名なIT企業がIPOに苦戦しているのを見ているからでもある。最近SnapおよびBlue Apronの株価は下落し、Twitterらも公開市場で気まぐれな動きを見せている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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