UberのCEO曰く:UberPoolのような相乗りサービスが成立するためには膨大な規模が必要


オンライン配車サービス業界は、1台の車に多くの客を乗せるために、同じ行先の客同志をつなげる方法を模策している。しかし、今日のDisrupt SF 2014で、Uberのファウンダー・CEO、Travis Kalanickは、この種のサービスが成り立つためには膨大な規模が必要だと語った。

今年Uberは、12億ドルの調達ラウンドを完了し、評価額は180億ドルに上った。その資金でUberは、配車サービスのライバル、Lyftとの激しい価格競争を展開しており、両社ともに新規顧客の獲得に奔走している。

Uberは、機能面でもLyftと争っている。新サービスのUberPoolは、行先が同じ客同志が相乗りできるしくみだが、同じく最近サンフランシスコで開始された類似サービスのLyft Lineと競合する。いずれも他の客と相乗りする利用者には割引料金が適用される。

「要するに、ボタンを押すと車が来て拾ってくれて、目的地へ向かう間、他の誰かも同じ方角に向かっているということ」とKalanickは話した。「何が違うかと言えば、バスは家から半マイル離れた角に停車すること」。

Kalanickは、LyftがUberPoolを真似していなと認めたが、誰であれ、この種の相乗りサービスを成功させるのは難しいと語った。「結局のところ、問題は流動性だ」。

「もし事業を始めたばかりだったら、とても無理だったろう」と彼は言った。「たくさんの人々とたくさんの経路を確保する必要がある。一つには流動性、一つにはサービスそのもの ― 失敗する可能性のある要素は多い。

Uberにとって、この新サービスは彼らがこの数ヶ月間試みてきた数多くの実験の一つにすぎない。ニューヨークでは、UberRUSHという運送サービスを実験中で、ロサンゼルスではUberFRESHという食品配達サービスをテストしている。これらは、同社が運用しているUber X、UberBLACK、UberSUV等の配車サービスに加えて実施されているものだ。

Uberは、将来の製品ライン多様化を見据えるのかもしれないが、今のところその中核である配車サービスに焦点を絞っている。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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