Virgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)は、米国ニューメキシコ州にあるSpaceport America(スペースポート・アメリカ)の施設から宇宙へ飛ばす最初のミッションを準備をしている。この施設は、同社がすべての商業便を提供するために使用する場所であり、ここから宇宙に到達することは非常に重要なミッションになる。
今年の初めに、同社はニューメキシコからのSpaceShipTwoロケットの試験飛行に成功したが、宇宙への旅は含まれていなかった。今回の打ち上げは、同社のテストパイロット2人によって、乗客用ハッチのためのいくつかの実験とともに年が明ける前に実施される予定だ。これがうまくいけば、同社は来年には有料乗客への商業サービスの提供を開始するための軌道に乗せられるだろう。
乗船する民間宇宙飛行士には、新たに発表された個人が含まれる。Alan Stern(アラン・スターン)博士は、数々の役職を歴任し、最近ではサウスウエスト研究所の宇宙科学工学部門の副社長を務めている、著名な惑星科学者だ。同博士は、NASAが資金を提供している科学ミッションでVirgin Galacticの民間宇宙船に搭乗する最初の研究者として指名された。
なお今回の打ち上げは、SpaceShipTwoの商業飛行の最初とはならないようだ。スターン博士の旅は、将来的にはSpaceport Americaからの「まだ予定されていない」サブオービタル飛行(弾道軌道を描いて高度100km付近の飛行)で実現することになるだろう。その旅では、同博士がバイタルサインを常時監視する計器を身に着け、低照度カメラを使用してSpaceShipTwoのキャビン内の見晴らしのいい場所から宇宙を観察することがうまくいくか、という2つの需要なミッションが含まれている。
カテゴリー:宇宙
タグ:Virgin Galactic
画像クレジット:Mark Greenberg/Virgin Galactic / Getty Images
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(翻訳:TechCrunch Japan)