Googleフォトの大きな特徴のひとつに、ユーザーが旅行に行ったことをアプリが認識すると、そこで撮った写真を自動的にまとめてショートムービーを作るという機能がある。しかしこれまでは、主に時間と位置情報(およびいくつかの画像認識ツール)を使って、どの写真をムービーに取り込むかを決めていた。今日からは、こうした休暇/旅行関係のムービーだけでなく、「テーマ」に沿ったムービーを作れるようになる。
最初に提供されるのは、子供を中心としたムービーだ。これは「自分や人の子供たちの写真が山ほどあるのに、整理する時間のない人たちを助けるため」とGoogleの広報担当者は私に話した。
10年前、子供の写真といえばおそらくアルバム(あるいは靴の箱等、各自の整理方法による)にしっていた。今親たちは、子供たちの写真を何百枚も撮り、Googleフォトなどのサービスにアップロードして、誰かとシェアしている。Googleフォトの新しいムービー機能は、あなたが写した子供の写真やビデオを調べ ― たとえ何年にも渡っていても ― その中から最高の作品を選んでムービーを作る。
「ユーザーからこんなことを言われました、『子供たちが年を追って成長する様子を、Googleフォトがムービーにしてくれたらどんなに素晴らしいだろうか』」とGoogleフォトのプロダクトマネージャー、Tim Novioffは言う。「そこで、一つのコンセプトとしてこれを実現しました ― 子供たちの写真が何年分もあるユーザーには、これが作られます。」
しかしNovikoffによると、これはGoogleフォトでテーマ付ムービーを扱う最初の試みにすぎないという。「数ヵ月あるいは数日間にわたるムービーも作っていきます。複数の月にわたるムービーは、夏の笑顔をまとめて記念すべき思い出の時を作ることができます。もっと短い期間は、結婚等のフォーマルなイベントに向けたものです」。
他にも、Googleフォトで写真やビデオのシェアをしやすくする新しい方法が加わった。例えば、他のGoogleフォトユーザーと共有するのが簡単になった。今でもGoogleフォトには、複数のユーザーが投稿できる共有アルバムのコンセプトがあるが、メールあるいはGoogleやサードパーティーのアプリを通じて知らせる必要があった。これからは、共有相手がGoogleフォトユーザーなら、手順はずっとスムーズになる。
Googleフォトを使っていない人と写真を共有する場合は、これまで通り共有ダイアログと連絡先選択画面でメールアドレスか電話番号を入力しなければならない。あとはGoogleが、メールかテキストメッセージかアプリ内通知で送ってくれる。
もう一つの新機能:共有した写真を誰かが開くと、通知が来る。
「このアップデートの主目的は、写真やビデオやアルバムを、しかるべき人にできるだけ簡単に届けることです」とGoogleフォト共有プロジェクトの技術責任者、Kedar Kanitkarが私に言った。「友達や家族と写真を共有する方法はやさしいとは言い難い ― 人によって使うアプリが異なり、誰が何を使っているかを追跡するのは困難だからです。例えば私の友人のひとりは熱烈なGoogleフォトユーザーですが、別のひとりとは通常メールで連絡しているし、もうひとりは頻繁にアドレスを変えるので、唯一の連絡手段はテキストメッセージです」。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)