Googleがスマートディスプレイをゲームプラットフォームとして一般開発者に開放

Googleは米国時間5月7日、デベロッパーカンファレンスのGoogle I/Oで、同社のスマートディスプレイプラットフォームを、一般開発者へ開放することを発表した。これまでは、開発者が(新しく名前を変更した)Nest Hubのようなデバイスをターゲットとするための、現実的な方法は存在していなかった。Google自身と直接取引を行っているサービスだけが、ディスプレイに対するフルアクセスを行うことができていた。だがこれからは、開発者たちはゲームを手はじめとして、Google Assistant用のアクションの開発を始めることができるようになる。

スマートディスプレイ上で、非常に複雑で高度にグラフィカルなゲームが提供されるとは思わないが、言葉遊びやそれに似たお手軽なゲームにとってはいいインターフェイスだ。いずれにせよ、ここで話題にしているのは比較的ローエンドのハードウェアだ。ゲームは、HTML、CSS、およびJavaScriptを使ったものになるという事実も、開発者がこのプラットフォームでできることに、ある程度の制限を課している。Google自身が、現在自社のFlutterマルチプラットフォームフレームワークを使用して、スマートディスプレイエクスペリエンスのいくつかを開発していることを考えると、一般の開発者たちが自身のゲームを同じような方法でデバイスに持ち込めるようになるシナリオは十分に考えられる。

こうしたことを可能にするために、Googleは新しいAPIであるInteractive Canvasを提供する。これは開発者がフルスクリーンエクスペリエンスを作成することを可能にするものだ。これは実際には、Androidとスマートディスプレイの両者で動作する。

将来的には、同社はスマートディスプレイプラットフォームを、他のサードパーティエクスペリエンスに対しても開放する予定だ。とはいえ、それがいつごろになるかは、まだはっきりしていない。Googleが唯一コミットしているタイミングは「間もなく」というものだけだ。

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(翻訳:sako)

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TechCrunch Japan

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