Apple TV+がGoogle TVデバイスにやってくる、まずはChromecastから

Googleの米国時間2月18日の発表によると、Google TV対応Chromecastにより、Apple TV+のストリーミングサービスがGoogle TVでも観られるようになる。Googleによると今後数カ月後には、SonyとTCLのGoogle TVや、その他のAndroid TV対応のデバイスでも利用できるようになる。

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Google TVは2020年9月に、GoogleがChromecastのインターフェイスを参照する新しい方法として導入された。それにより、ストリーミングサービスやYouTubeからのライブTV、およびGoogleのその他のコンテンツサービスが1つのユーザーインターフェイスにまとまり、AppleやAmazonといった類似サービスとの競争力を強めた。現在、同プラットフォームはDisney+、Netflix、HBO Max、Peacock、Prime Video、CBS All Access、Hulu、Soing、そしてもちろんYouTubeなど、多くのメジャーストリーミングサービスをサポートしている。

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Apple TV+のサポートが追加され、すでに会員であるユーザーはオリジナル番組が観られるようになった。映画やドキュメンタリー、そして「Ted Lasso(テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく)」「For All Mankind(フォー・オール・マンカインド)」「Servant(サーヴァント ターナー家の子守)」「The Morning Show(ザ・モーニングショー)」「Dickinsonディキンスン 〜若き女性詩人の憂鬱〜」などのコンテンツも楽しめるようになっている。また、Appleで購入した映画や番組などのライブラリーにもアクセスできる。Family Sharing(ファミリー共有)も可能で、最大6名の家族がApple TV+とApple TVのチャンネルを共有することができる。

Google TVでのローンチに続き、米国のユーザーはGoogle TVのパーソナライズされたレコメンドでApple Originalを閲覧し、そのコンテンツを検索結果に表示することができる。ユーザーはGoogleアシスタントを使ってApple TVアプリを開いたり、Apple Originalのタイトル名でリクエストすることもできる。Apple TV+の番組もGoogle TVのウォッチリストに加えることができる。Googleによると、これらの機能はローンチ時ではなく「数カ月後」に登場するとのことだ。

今回の対応によりGoogle TVは、Appleのストリーミングサービスをサポートする最後の主要なストリーミングデバイスプラットフォームとなった。

Apple TV+は2019年にAppleの顧客向けにデビューし、その後、その同じ年も含めて、RokuデバイスAmazonのFire TVなど、Apple以外のプラットフォームにも展開した。今日ではそれは、SamsungやLG、Vizio、SonyなどのスマートTVと、PlayStation(PS4とPS5)やXbox(One、X、S)などのゲーム機、そしてWebでも利用できる。

Apple TV+は2019年11月にAppleユーザー向けに登場し、その後RokuデバイスAmazonのFire TVプラットフォームなど同社以外のプラットフォームでも展開された。本日からSamsung、LG、Vizio、SonyなどのスマートTVでも利用できるようになった。プレイステーション(PS 4およびPS 5)、Xbox(One、Series X、Series S)などのゲーム機、そしてウェブでも楽しめるようになる。

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カテゴリー:ネットサービス
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(文:Sarah Perez、翻訳:Hiroshi Iwatani)

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TechCrunch Japan

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