日本最大級のGIFプラットフォーム「GIFMAGAZINE」運営のGIFMAGAZINEは2月4日、チャットアプリ「LINE」トークルームでGIFスタンプを送信できる新機能「ジフマガ」の利用者が、公開から約1ヵ月(12月12日〜1月24日)で20万人を突破したと明かした。ジフマガのベータ版は2018年12月に公開されている。
ジフマガはLINEのトークルーム上でGIFMAGAZINEに掲載されている200万点を超える作品の中から厳選されたGIFスタンプをLINEのトークルームで送れるサービス。
2019年2月時点で1500点以上のGIFスタンプが用意されており、常時追加される予定だ。これまでに「ファンタスティックビースト」や「グリンチ」など人気タイトルのGIFスタンプが追加されてきている。
GIFスタンプの送信方法は以下のとおり。
- LINEのトークルームで「+」マークからジフマガを起動させる
- メニューに表示される「ジフマガ」アイコンをタップする
- カテゴリ別に分類されたGIFを選択し、送信
なお「セリフメーカー」という機能もあり、GIFスタンプに好きなセリフを入れて送信することも可能だ。
2019年1月に3億円の調達を発表したGIFMAGAZINEは、資金をもとに「コミュニケーション領域におけるGIFコンテンツ配信サービスへ投資を行い、新たなビジュアルコミュニケーションのうねりを創り出す」と宣言していた。
現在、LINEのトークルームで「+」マークをタップすると、ジフマガ以外にも「QUICK GAME」、「JUNGLE PANG」そして「Tenor GIFs」といったマークが確認できる。
2018年3月にGoogleに買収された米最大級のGIF検索サイトtenorは2018年5月、「LINE向け初のGIFアプリ」Tenor GIFsを提供開始したと発表。ジフマガはLINEにとって2つめのGIFアプリという位置付けとなるが、ジフマガは日本でもなじみのあるアニメやイラスト、俳優を取り入れるなど、“日本人ユーザーにとって使いやすいコンテンツ”によりフォーカスしている。
WeChatのミニプログラムとは多少異なるが、ジフマガの提供開始は「トークのためのアプリ」という性質の強いLINEがミニプログラム領域に注力し始める兆候を示しているのかもしれない。LINEは2018年11月、ミニアプリ構築サービス「Anybot」を運営するエボラニに出資している。エボラニへの投資はLINEにとってミニアプリ領域に対する初の投資だった。