スマートロックのAugust HomeがWi-Fi内蔵モデルを発表

世界最大の錠前メーカーでAugust HomeYaleの親会社であるAssa Abloy(アッサ・アブロイ)が、今週CESで新製品を発表した。玄関用カメラについては何も語らなかったが、最近議論を呼んでいるRingの問題を意識したのかもしれない。

スマートロックに関して米国で最もよく知られているAugust Homeは、繰り返し改善された新製品を出しているが革新的な変化はみられない。今回同社は、August Wi-Fi Smart Lockを新発表した。

これはAssa Abloyに買収された 同スタートアップにとって第4世代となるスマートロックだ。前のバージョンより45%小さくなり、装置自身がWi-Fiチップを備えている。つまり、ネットワークとつなぐためにWi-Fiブリッジをコンセントに差し込む必要がない。

その結果バッテリーの持ちは少々悪くなった。第3世代が6カ月だったのに対して新製品のバッテリー寿命は3~6カ月だと同社は言っている。

従来のAugust製品と同じく、既設のドア錠に直接設置するので、錠前ごと交換する必要はない。

Autust Homeは米国内では広く知られているがヨーロッパではそうでもない。実は、国によって錠前のシステムはさまざまで、錠前市場も大きく断片化しているのが実情だ。

しかし、兄弟会社のYaleが発売するLinusという名前のスマートロックは、August Homeとほぼ同じ機能をヨーロッパで使える。August HomeとYale Linusの製品はいずれもYves Behar(イヴ・ベアール)氏のデザインによる。Yaleはさまざまなタイプのマウンティングプレートを用意しているので多くのヨーロッパ家庭の錠前に対応している。

ドアの施錠・解錠の操作はスマートフォンから行い、来客用に一時デジタルキーを発行することもできる。Linusのロックはインターネットにはつながっていないので、接続したければブリッジを使う必要がある。AmazonのAlexa、Googleアシスタント、AppleのHomeKit、Airbnb、およびIFTTTとの統合が可能だ。

アプリに関してはAugust HomeとYaleはまったく同じで、2つの名前はブランディングの理由だけで使い分けられている。YaleはCESの場を利用して、薬棚などの施錠に使えるSmart Cabinet Lockも発表した。同社はこのロックを郵便受けにも組み込んだ。またスマート金庫の新製品も発表された。

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CES 2020 coverage - TechCrunch

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

Augustのワイヤレスドアベルカメラ「View」が今月2.6万円弱で発売

スマートホームのメーカーであるAugust Viewは、CESでは何もローンチせず自分のブランドのささやかな紹介だけで終わった。でも同社に関する初期のリークは、もっぱらドアベルカメラに集中していた。

そのワイヤレスの新機種は、余計なもののないすっきりしたデザインになり、1440pのセンサーで精細度を高めている。基本的にはAugustの既存のドアベルカメラ製品がベースで、モーションアラート(動きを検知して警報)や、オンデマンドのストリーミング機能がある。

ビデオはズームして顔などをアップにできる。料金は、15日から30日までの留守の間は課金されない。

当然ながら、同社のほかの製品との互換性があり、その一連の製品はアパートなど、勝手にAC電源を引けない住まいに適している。

3月28日に230ドルで発売される。お安くはないが、Augustでスマートホームを揃えようとしている人なら買いだ。この新デザインは、表面カバーが4種の素材(サテン調ニッケル、オイル塗りブロンズ、サテン調真鍮、ミッドナイトグレー)×4種の色(黒、赤、青、白)で計8種ある。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa