FacebookとInstagramに搭載された新型コロナと戦う地域事業者を応援する新機能とは?

新型コロナウイルス(COVID-19)と戦っている地域事業者を支援できる機能をFacebookが発表した。ユーザーが地域のスモールビジネスを登録すると、常にセールやお知らせなどを含む最新情報を得ることができる。

画像:Muhammed Selim Korkutata/Anadolu Agency/Getty Images(画像は編集されている)

FacebookがリリースしたBusinesses Nearbyでは、一定の距離内(1.6kmから800kmまでの任意の距離を選択できる)のスモールビジネスの最新の情報を見ることができる。これには現在の営業時間、注文や配達ができる場合にはその方法などが含まれ、こちらからメッセージを送ることが可能だ(Japan編集部注:日本ではまだ全ユーザーに公開されていない)。

Facebookはブログで「これはメンバーが日常必須なプロダクトをすぐに見つけることができるようにするための方法」だとしている。同時にビジネス側で物理的店舗を休業していてもオンラインで営業を続けるために役立てることができるとして「クラウドに移行することでバーチャルな来客を確保することできる」と述べている。

Facebook Businesses Nearby

Image Credits: Facebook

さらに、Instagramでは「Support Small Business」というステッカー、Facebookでは「#SupportSmallBusiness」というハッシュタグが用意され、ユーザーは地域のビジネスへの支援を表明できる。ステッカーを使用して投稿すると、フォローしているアカウントで同じステッカーを利用した投稿とともにInstagramの共有ストーリーに追加される。Facebookの場合は投稿に選択した企業名のハッシュタグを「支援中」として含めることができる。

また、FacebookはMessengerアプリにビジネス用受信トレイを追加し、地域ビジネスと顧客とのコミュニケーションを容易にしようとしている。地域の店舗はFacebookページに投稿された質問に対してMessengerを使って素早く回答できるようになる。またFacebookページの新型コロナウイルス関連の投稿にそれを示すタグをつけられるようになった。

Instagram stickers

Image Credits: Facebook

Facebookによれば、Facebookアプリ、Instagramアプリの双方でスモールビジネス向けに新型コロナウイルス関連の有用な情報や対処のためのツール、各種のヒントが提供される予定だ。FacebookアプリのショートカットまたはInstagramのビジネスプロフィールを介してこの情報にアクセスできる。

これらのアップデートは新型コロナウイルスに関連してFacebookが3月に発表したスモールビジネス向けの107億円の助成プログラム営業時間などの臨時の変更を簡単に周知する新機能の提供に引き続くものだ新型コロナウイルス 関連アップデート

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(翻訳:滑川海彦@Facebook