Facebook傘下のメッセージングアプリで、ユーザー数10億人を擁するWhatsAppが、MacおよびWindowsのデクストップアプリを公開した。WhatsAppが最初にウェブアプリを公開してから約15ヵ月後のことだ。
すでにWhatsAppをウェブブラウザーで使っている人々にとって、このソフトウェアに大きな違いはない。同社は発表文の中で、「このデスクトップアプリは携帯電話の延長」であり、全メッセージがデバイス間で同期する、と説明している。
WhatsAppのインド、ブラジル、南アフリカ等の国々での成功を支えた要因は、もちろんこれらの市場でのスマートフォンの急速な普及にあるが、パワーユーザー ― 特に仕事上のコミュニケーション手段としてWhatsAppに頼っている人々 ― に対して、デスクトップアプリはiMessenger、WeChat、Skype等他のメッセージングサービスと競争する上でも重要だ。
新しいデスクトップクライアントの公開と標準エンドツーエンド暗号化は、WhatsAppがテスト中のB2Cアカウントに合わせたものだ。年間99セントの定期利用料金を廃止したWhatsAppにとって、B2Cアカウントは待ちに待った収入源である。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)