Facebook、iOSアプリをアップデート―新機能はボイスメッセージ、ビデオ録画と共有など

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Facebookは昨夜(米国時間1/28)、 iOSアプリをv5.4にアップデートした。今回追加された新機能でFacebookアプリはますます高度化した。

このアップデートの目玉はiOSのボイスメモと似たボイスメッセージ機能だ。ユーザーは簡単に音声メモを録音してアプリ内から友だちと共有することができる。またビデオを録画して共有する機能も追加された。

以前からFacebookメッセンジャーアプリを利用すれば最長60秒のボイス・メッセージを共有することができた。この機能が本体アプリに取り込まれたわけだ。

メッセージ入力窓の左側の+ボタンを押すと「音声を録音」アイコンが表示される。アイコンを押している間、録音が行われる。ボタンから指を離すとメッセージは自動的に相手に送信される。送信をキャンセルしたい場合は指を滑らせてアイコンから離す。

音声とビデオによるメッセージ機能のサポートに加えて、「付近の情報(Nearby )」タブの正確性も改良された。

Facebookはモバイル対応で苦闘を続けているが、この1年でアプリが強化されたことは確かだ。Facebookはメインのアプリに改良に加えて、Poke、メッセンジャー、カメラなどの新しいアプリをリリースしてきた。ザッカーバーグはモバイルこそ将来の最大の収益源だと語っている。

アップデートは無料で、App Storeから行える。〔日本版対応済み〕

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+

データセンターがインターネットのイノベーションを支えうるためにはオープン化が急務

これからは、ハードウェアのオープン化が進む。それは必然だ。データセンターのハードウェアも、例外ではない。Tim O’ReillyがOpen Compute Summitで述べたように、データセンターがインターネットのイノベーションのペースに対応できるためには、データセンターにもイノベーションが必要だ。その最初のステップはハードウェアをオープンにして、そこを流れるデータの量や速度に合わせて誰もが楽に確実に調整やハッキングができるようにすることだ。

Facebookのハードウェアデザインとサプライチェーン担当VP Frank Frankovskyは、Open Compute Projectを推進しているスタッフの一人だ。彼によると、Facebookはそのデータセンターを完全に内製することもできた。しかし、データセンターの設計をオープンにした方が、確実にイノベーションのペースが上がる。Facebookだけでなく、市場全体において。

ただしイノベーションのペースを左右する重要な要因は、人びとがどれだけ密につながっているかだ。結びつきを強めるためのデバイスの革新も、これからますます必要である。そしてデータセンターは、それらのためのハブになるべきものだ。

先週Open Compute Summitの会場でFrankovskyをつかまえ、即席のインタビューをした。彼の話を聞くと、オープンなハードウェアというものがどういうものか、よく理解できる。またハードウェアのオープン化を支える各種のオープンソースプロジェクトも勃興しており、この新しいオープンソース運動に関する信号は、需要側だけでなく供給側にも届きつつある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

FacebookグラフサーチSEO

Facebookの気合が感じられる新機能のグラフ検索ですが、「SEO的にはどうなの?」と気になっているSEOマニアも多いことでしょう。実は既にFacebook自身がSEO的なアドバイスを提供してくれている、ということでその内容を解説。 — SEO Japan

facebook-graph-search-seo先日、フェイスブックのグラフサーチ(日本語)の発表が行われ、大勢のビジネスのオーナー達が会社をフェイスブック検索で見つけてもらうにはどうすればいいのかを本気で考えるようになった。

心配する必要はない。フェイスブック自身がこの取り組みに関するアドバイスを幾つか提供している。後ほどこのアドバイスを紹介するが、まずは知っておきたい予備知識を幾つか挙げていく。

知っておきたいフェイスブックグラフサーチの基本

フェイスブックグラフサーチは、最終的に効果的なローカル検索/推薦エンジンになり得るポテンシャルを秘めている。フェイスブックによるビジビリティのアドバイスを紹介する前に、知っておきたい点を幾つかまとめておく:

  • しばらくは一部のユーザーにのみ公開されるものの、グラフサーチは利用を始めるその日からローカル検索を提供する。この点は発表イベントでも取り上げられていた。
  • フェイスブック曰く、検索結果は、ビジネス(ページ)が作成/共有した情報と検索を実施するユーザーのつながり(友達、いいね!、チェックイン等)の組わ合わせによって生成されるようだ。
  • ビジネスのフェイスブックページを登録すると(大いに)役に立つが、必須ではない – 顧客等が「スポット」つぃて追加していると結果に表示される可能性がある。

最後のポイントは重要である。なぜなら、ページを持っていなくても、「スポット」としてリストアップされる可能性があるためだ。ニューヨークシュウのバッファローにあるラーキンビルはその典型的な例である – クリックすると、20人以上が「いいね!」し、500人以上のユーザーがこの場所にチェックインしていることが分かる。

フェイスブックによると、新しい検索バーは、「人物、ページ、アプリ、スポット、グループ、そして、提案される検索を含む上位の検索結果を」返すようだ – 「ページ」と「スポット」が別々にリストアップされている点に注目してもらいたい。

グラフサーチに対するフェイスブックのSEO的なアドバイス

フェイスブックの新しい検索サービスによって、ユーザー達は、ベーシックな「スペースニードルの近くのホテル」のような(ローカル)検索に加え、「友達が行ったことがあるイタリアンレストラン」(フェイスブックのチェックインがシグナルになる)や「私の友達がいいね!した美容院」(友達がいいね!したページを持っていることがシグナル)等の検索を実行することも出来るようになる。

スモール/ローカルビジネスが自分の思い通りにすることが出来るのはページであり、フェイスブックがビジネスのオーナー達に提供する3つの具体的なアドバイスも、グラフサーチに対してページを最適化する取り組みに集中している(以下にフェイスブックの投稿をそのまま引用する):

  • 「About」セクションで共有する名前、カテゴリー、バニティ URL、そして、情報は、ユーザーがビジネスを見つける上で役に立ち、フェイスブックで共有するべきである。
  • ロケーションまたはローカルのプレイスページを持っているなら、ユーザーが特定のロケーションを検索した際に結果に表示されるように住所をアップデートしておこうく。
  • 適切なファンをページに集め、継続的にコンテンツを利用する動機を与えることに力を入れよう。

昨日投稿した記事(日本語)の中で指摘したように、フェイスブックがグラフ内に存在しないコンテンツを見つける必要がある場合、今まで通りビングのウェブ検索の結果が表示される可能性がある。ビングはこの件を詳しく説明し、フェイスブックの新しい検索サービスでビングの検索結果が表示される仕組みをスクリーンショットで紹介している

グラフサーチは間違いなく今後の数ヶ月間で大勢のユーザーに開放されるようになり、一部のSEO業者やソーシャルメディアマーケッターは、結果でビジリビティを獲得するために全力で取り組むようになるだろう。しかし、差し当たりは、フェイスブック自身が提供するアドバイスを参考にして、ページを使ってフェイスブックのエコシステムでビジネスを宣伝する方法を復習しておこう。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「SEO For Facebook Graph Search? Facebook Has Some Tips」を翻訳した内容です。

基本情報を明記し、ウェブ上の住所記載を最新版に更新し、コンテンツでファンを継続的に集める。当たり前すぎるといえばすぎますが、結局こういうことなのでしょうね。「いいね!」を大量に購入するようなお手軽SEO?は存在しないようなのであしからず。Googleのローカル検索のSEOも米国では激しく進んでいるようですし、このFacebookグラフサーチのSEO、これから熱く盛り上がっていきそうです。 — SEO Japan [G+]