ハンブルクの世界最大の鉄道ジオラマがGoogleのストリートビューで見られる

2016-01-14-miniwunderland

これもGoogleの話題だが、ストリートビューは今までさまざまな珍しい場所の内部を見せてくれた。今日(米国時間1/13)、Googleはこれをさらに進めて鉄道模型の世界最大のテーマパークの内部をストリートビューで公開した。 撮影場所はドイツ、ハンブルクのMiniatur Wunderlandミニチュア・ワンダーランド〕だ。

Miniatur Wunderlandはありきたりの鉄道ジオラマを展示しているわけではない。この巨大な博物館には1万3000キロ分の線路、1000本近い列車、33万5000のライト、20万以上のフィギュアが所蔵されおり、ジオラマの面積だけで1万4000平方フィート(1300平米)にもなる。列車だけでなく、何百台もの自動車模型がありとあらゆるヨーロッパの町並みを彩っている。実はこのMiniatur Wunderlandはハンブルクでもっとも訪問者の多い観光施設だ。

ジオラマには誰もが思い浮かべるような典型的なドイツ、オーストリア、、スイスの風景と町が再現されている。またヨーロッパだけでなく、現在はラスベガスやグランドキャニオン、ノルウェイのフィヨルド、 それにDJボボのコンサートの光景も追加された(ちなみにDJ Boboはスイス人でドイツ人ではない。いくらドイツでクリスマス・アルバムの人気が出てもデビッド・ハッセルホフがアメリカ人であることに変わりないのと同じだ)。そしてなんとルフトハンザの精巧なA380が駐機している本物そっくりの空港まである。

Googleはドイツの地図専門企業、Ubilabsと協力して、鉄道ジオラマ用の超小型ストリートビュー・カメラを用い、てこの映像を撮影した。Ubilabsでは「この撮影はハンブルクに向かう前の準備とテストだけで2ヶ月かかった。ジオラマの撮影(主に夜間を利用した)には600時間を必要とした」としている。ストリートビューが撮影できるミニチュア・カメラの開発に成功したことで、Googleはおそらく他の狭くて魅力的な場所の撮影も可能になったものと思われる。さらに、拡張現実、仮想現実用の全周360度撮影にもこのテクノロジーは容易に転用できるはずだと気づくのにたいした想像力はいらないだろう。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+

Google、40箇所の離島やその海中のゴージャスなストリートビューを公開

今日(米国時間6/4)、Googleは離島と海中で撮影された多数の映像をストリートビューに追加した。Googleマップのユーザーは南太平洋のクック諸島沖でザトウクジラといっしょに泳いだりバリ島の沿岸で熱帯魚を観察したり、アメリカ領サモアの浜辺を散策したりできる。

今回、一挙に40箇所の新しい海中ストリートビューが公開されたが、これは2012年に海中ストリートビュー・プロジェクトが開始されて以来最大のアップデートだ。

ストリートビュー撮影の多くは海洋調査を専門とするNPO、XL Catlin Seaview Surveyと共同で行われた。しかし今回、Googleはアメリカ海洋大気庁(NOAA)の国立海洋保護区局およびChagos自然保護基金とも協力している。

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Googleの広報担当者によれば、このプロジェクトの狙いは海洋に関する公衆の関心を高め、正しい知識を持たせることだという。「海洋はわれわれにとって決定的な重要性を持つが、近年、温暖化の加速、汚染、乱獲などの深刻な環境問題が海洋を襲っている。 Googleは海洋の現状を正確に記録できる新しいテクノロジーを開発し、その変化を確認する手助けをしたい」という。

今日、Googleは海中ストリートビュー・プロジェクトで新たにNOAA、 Reef Check,、Blue VenturesOur World Underwater Scholarship Society、 Global Underwater ExploresのProject Baselineと協力していくことを発表した。

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