Harvestrは、プロダクトマネージャーがさまざまなところから寄せられるのユーザーフィードバックを一元化するSaaSだ。プロダクトマネージャーは、未解決の問題や機能のリクエストに優先順をつけることができ、問題が解決したり機能が実装されたら、このプラットホームから顧客に報告することも可能だ。
同社はこのほど、Bpifranceがリードするラウンドで65万ドル(約7200万円)を調達した。さまざまなエンジェルたち、360Learningの共同創業者Nicolas Hernandez(ニコラス・エルナンデス)氏とGuillaume Alary(ギヨーム・アラリー)氏、Station FのディレクターRoxanne Varza(ロクサーヌ・バルザ)氏などが参加。後者はAtomico Angel Programmeから参加した。
Harvestrは、ZendeskやIntercom、Salesforce、Freshdesk、Slack、Zapierなどとダイレクトに統合する。たとえばユーザーがZendeskでチケットを開いたり、別のユーザーがサポートチームとIntercomのチャットウィジェットで会話をしたら、それらすべてがHarvestrに集まる。
すべてを1つのシステムにまとめたら、Harvestrは緊急のものや、影響の大きいものからタスクの優先順をつけてくれる。
新機能を作ったり、公開するときには、それをリクエストしたユーザーにコンタクトすることもできる。
これによりHarvestrは、プロダクトのヘビーユーザーが集まった強力なコミュニティを築く。このコミュニティ構築には、さまざまな利点がある。
まず、ユーザーへの連絡を絶やすことなく、彼らに見返りを与えることができる。これにより、顧客満足度はさらに上がり、解約なども減る。熱心に利用してくれている顧客は、プロダクトを広めてくれるアンバサダーになってくれるだろう。
Harvestrの使用料は5名で月額49ドル(約5400円)、20名では99ドル(約1万1000円)だ。現在、360LearningやHomeExchange、Dailymotionなどで働いている人たちがHarvestrを利用している。