イフティニーがmicro:bit向けプログラミング学習用製品「ワールド・オブ・モジュール・シリーズ」を販売開始

イフティニーがmicro:bit向けプログラミング学習用製品「ワールド・オブ・モジュール・シリーズ」を販売開始

プログラミング教育とIoT関連製品の企画開発・販売などを行うイフニティー(Iftiny)は12月21日、教育用マイクロコンピューターmicro:bitで制御できるビルディングブロックとブロック対応のモジュールセンサーがセットになった「ワールド・オブ・モジュール・シリーズ」の販売を開始した。ブロックで遊びながら、プログラミングやセンサーの知識を学べるというものだ。

micro:bitでプログラミングを行い、センサーやサーボでブロックを制御できる。あらかじめ21種類の制作例が用意されていて、簡単に学習を開始できる。基礎を学習したら、ブロックを組み立て直して発展させることが可能。ブロックは、有名ブランドのブロックとの互換性があり、それを取り混ぜて使うことができる。プログラミング言語はビジュアルプログラミング(MakeCode)とPythonに対応。ブロックの組み立ては「ブロック組み立て説明書」を見ながら行える。micro:bitへのプログラミングにはチュートリアルが用意されている。

キットの内容(micro:bit本体は別途購入)

  • micro:bit用拡張ボード:1
  • ブロック型サーボ:2個
  • センサーモジュール:10種類
    RGBライト、ボタン、ロッカー、環境光センサー、温度湿度センサー、赤外線人感センサー、色認識センサー、赤外線検出センサー、超音波距離センサー、LEDデジタルチューブ
  • ビルディングブロックパーツ:296個
  • 製品マニュアル(冊子)
  • ブロック組み立て説明書(PDF)
  • チュートリアル(ウェブ)

価格は1万7100円(税込)。購入は下記リンクから。
https://store.iftiny.com/products/yahboom-world-of-module-programmable-sensor-kit-for-microbit-v2

この他にも、音声合成モジュールやジェスチャー認識モジュールなど、単独でセンサーモジュールやサーボを購入することができる。現時点では、セットに入っているものも含めてセンサーモジュールが19種類、サーボが6種類となっている。単体の詳細は「micro:bit ビルディング ブロック」を参照してほしい。

スイッチエデュケーションが佼成学園と高校「情報Ⅰ」向けmicro:bit用教材を開発、2022年3月販売へ

スイッチエデュケーションが佼成学園と高校「情報Ⅰ」向けmicro:bit用教材を開発、2022年3月販売へ

スイッチサイエンスの子会社として科学技術分野の教育・教材開発・販売・出版などを行うスイッチエデュケーションは10月21日、教育向けマイコンボード「micro:bit」(マイクロビット)を使った車型ロボット教材を、佼成学園と共同で開発していることを発表した。佼成学園の「情報の科学」授業に試験的に導入し、教材の最終調整を行った後、高校での「情報」必修化に合わせ、2022年3月中の発売を目指している。

同製品は、micro:bitを搭載した車型のロボットで、高校の「情報Ⅰ」の学習に対応している。別売りのセンサーやサーボモーターなどのオプションパーツが追加可能。授業で使える説明書が付属する。暫定価格は税込4980円(micro:bitは別売)。

佼成学園では、これを使って以下のカリキュラムを実施している。

佼成学園で導入中のカリキュラム

  • 題材として、飲食店で今後普及するであろう「配膳ロボット」を設定
  • 配膳システムに必要な機能(店内を周回する、指定されたテーブルにモノを運ぶなど)を課題として設定
  • 実際にレストランのミニチュア模型内で動かし、設計した通りに動作するか確認する
  • 課題を1つずつクリアしていくことによりプログラミング的思考を身に着ける
  • micro:bitのプログラミングにはMicroPython(Python 3の一種)を利用

上の動画では、オプションパーツのラインセンサーとサーボモーターを使用している。下の写真はラインセンサーとサーボモーターを装備したもの。