スマートスーツケースのBluesmart、外観を整えて性能もアップしたブラックモデルをリリース

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GPSや充電用バッテリーも搭載したスマートスーツケースのBluesmartが、新たにブラックモデルを発表した。

今回のモデルはデザインを重視したものとなっている。素材やディテイルにもこだわり、よりスマートになったスマートスーツケースといった感じになっている。一般的な高級スーツケース風のいでたちだ。

初期モデルからさまざまな面が見直され、外装にはナイロンとポリエステルを採用し、また2層のPUコーティングを行い、本体に傷がつくのを防ぎ、同時に防水性ももたせている。

実用性の観点からは、取り外し可能なメッシュディバイダーも付属している。

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もちろん注目すべきはデザインよりも採用されている「テクノロジー」の方だろう。

BluesmartスーツケースにはSIMカードも搭載されていて、Telefonicaの回線を使って3G接続を行う。これによりスーツケースがある場所をリアルタイムで確認できるようになっているわけだ。また10,000mAhのUSBチャージャーも内蔵していて、スマートフォンを最高で6回程度充電できるようになっている。

さらにBluesmartは、Bluetoothを使ったリモートロックの仕組みも搭載している。所有者がスーツケースから離れれば、自動的にロックすることができるようになっている。

ところで空港で荷物を預ける際に重量オーバーを指摘された人もいるかもしれない。Bluesmartスーツケースには重量センサーも備わっていて、重さが規則の範囲内におさまっているかどうかをチェックすることもできる。

Bluesmartが当初発表したスーツケースは450ドルだったが、いろいろとバージョンアップしたこのBlackモデルは595ドルとなっている。現在はプレオーダーの受け付け中で、30日以内には出荷される予定だとのことだ。

詳細についてはこちらから確認することができる。

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(翻訳:Maeda, H

GPSを内蔵して位置が追跡できるスーツケース、Indiegogoで100万ドルを集める

ウェアラブルからムーバブルへとセンサーの進化が止まらない。 今度はBluetoothでユーザーのスマートフォンと接続し、内蔵GPSで位置を教えてくれるスーツケースが登場した。それ以外にも数々のスマート機能を持つこのスーツケースは目下Indiegogoのクラウドファンディングで100万ドルを集めている。

Bluesmartのキャスター付きスーツケースにはGPSの他に37ワットのリチウム・イオン・バッテリーを内蔵しており、スマートフォンその他のデバイスを充電できる。多くのビジネス出張者が電源のない場所で立ち往生した経験があるはずだからこの機能は大いに魅力的だろう。

スーツケース自体の外観は標準的なもので、サイズは54cmx 35cmx 23cm 34リットルだ。また持ち主のスマートフォンから一定距離離れると自動的にロックがかかったり、アプリでアラームを鳴らしたりす機能もある。.

またデジタル秤が内蔵されており、専用アプリでスーツケースの重量がどれほどになったか知ることができる。また空港のセキュリティ・チェックの際にノートパソコンやタブレットなどデジタル機器をすばやく取り出せるポケットも設けられている。

またBluesmartのアプリはスーツケースの移動をモニタし、移動距離、移動時間、訪問した国、利用した空港などの情報が記録される。また次に予定しているフライトの情報もリアルタイムで表示される。

アメリカに本拠を置くBluesmartチームは、すでにBluetooth接続機能を備えたプロトタイプを完成させているという。製品の出荷は来年の8月を予定している。

現在継続中のキャンペーンは締め切りまであと8日を残して、すでに4500人の出資者から100万3500ドルの出資の約束を取り付けている。当初の目標額はわずか5万ドルだったから、量産を開始するには十分以上の額だ。とはいえ、iOSとAndroid向けの専用アプリの開発を始め、なすべきことは山のように残っている。.

Indiegogoでは235ドルの出資でスマートスーツケースを1個入手できる。Bluesmartによれば、正規の市販価格はその倍程度になるという。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+