今年9月にアップルの新製品発表イベントが予想されているなか、また新たな噂が報じられています。
1つはエントリーモデルの13インチMacBookが同イベントにて発表され、価格は1200ドルを予定しているとのこと。プロセッサにはインテルの第8世代Kaby Lakeが搭載されると報じられています。
もう1つは11インチおよび12.9インチの新iPad Proが、やはり来月のイベントで発表されるとの予測です。ほか、ワイヤレス充電マットAirPowerの予定価格や、iPad mini 4 は現行製品が引き続き販売されて新型は出ないなど、幅広い予測が伝えられています。
これらの予想を報じる台湾DigiTimesは、先週も「安価な新型MacBookが10月から12月に登場」との観測を伝えたばかりです。一応は矛盾はしていないものの、1200ドルという価格がエントリーと言えるのか疑問は残ります。アップル情報に詳しい米BloombergのMark Gurman記者も「1000ドル以下の低価格MacBook」を予測していました。
DigiTimesによれば、13インチの安価なMacBookはもともと2017年第4四半期にリリースされる予定でしたが、インテルの10nmプロセス生産の遅れを受けて、14nmのKaby Lakeに基づいて再設計されたとのこと。こちらは以前、台湾の経済日報が報じた噂と一致しています。
次に新iPad Proは11インチと12.9インチともに超狭ベゼルを採用し、前者は既存の10.5インチを引き継ぐとか。両者とも新型USB Type-Cの18W高速充電アダプター付属とされていますが、新iPhoneに同梱が噂された高速充電対応の18W USB PDアダプタと同じものかもしれません。
こうしてiPadのラインナップは、2018年春発売の安価なiPadと新iPad Pro2タイプ、iPad mini 4の4機種構成に……ということで「アップルにこれ以上のiPad miniの予定はない」とされており、iPad miniファンは手元の愛機を末永く使っていくしかなさそうです。
さらにアップル純正ワイヤレス充電マットAirPowerも発表されると予測され、価格は台湾ドル5000から6000、日本円で1万8000円から2万1千円程度とのこと。先日伝えられた1万6000円前後という予想価格を上回っていますが、地域差がある可能性もあります。
新iPhoneに関しては「5.8インチ/6.5インチOLED版と比較的安価な6.1インチLCD版。後者が主流デバイスになる」という予想は従来の予想と同じで、特に目新しい点はありません。
最近、高級ノートPCのエントリーモデルが出るとの噂が盛り上がり、いざ国内価格が発表されると急速に萎んだ例もあった気がしますが、過度な期待をせずに正式発表を待ったほうが良さそうです。
Engadget 日本版からの転載。